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2004 年度 実績報告書

地域博物館のグローバル連携が創り出す歴史教育事業の可能性:移民社会を発信源として

研究課題

研究課題/領域番号 14201024
研究機関立命館大学

研究代表者

東 自由里  立命館大学, 産業社会学部, 教授 (80269795)

研究分担者 リム ボン  立命館大学, 産業社会学部, 教授 (10202409)
出口 剛司  立命館大学, 産業社会学部, 助教授 (40340484)
大津留 智恵子 (北川 智恵子)  関西大学, 法学部, 教授 (20194219)
キーワード歴史 / 場所の力 / 都市 / 負の遺産 / 再生 / 戦争 / 教育事業 / 破壊
研究概要

平成16年度は、ヨーロッパの戦争・歴史博物館の運営に関わる歴史学者たちとの学術的交流を行った。国際博物館協会主催の大会が二〇〇四年秋にソウルで開催されたため、分科会主催(ICMEMO・International Committee of Memorial Museums in Remembrance of the Victims of Public Crimes公共に対する犯罪犠牲者追憶のための記念博物館国際委員会)の研究発表に分担者たちが発表する機会を得るとともに、同じ分科会で研究発表を行った他国の研究者及び博物館関係者との有意義な意見交換を行うことができた。平成17年度には発表した原稿を著書にする準備に入る予定である。ICOM/ICMEMO委員会は、歴史に関する信頼にたる記憶を培い、記録し、教育と知識の活用を通じて文化的な協調を推進することを目指しており、会員となっている博物館は歴史的な見通しを保持しつつ、現在へと強く結びつけるような方法で、歴史的出来事についての情報を伝達しようと努めている。この委員会の代表者であるトマス・ルッツ氏(トピグラフィー・オヴ・テラー財団)、ヤン・ムンク博士、ヴォジュテック・ブローディグ博士(テレジン歴史博物館、館長、教育長)、ヴルフ・ブレベック館長(パデルボン博物館)一行をソウルに向かう途中に日本に立ち寄っていただき、日本のおける代表的な戦争・歴史博物館、平和資料館を一緒に視察することができた。この経験は今後の学術交流にも有意義なものとなるであろう。彼らとは平成17年度5月にスペイン・ゲルニカで開催される国際平和博物館協会主催の会議でも再会することになっており、当該研究プロジェクトの研究代表者も発表を控えているのでさらに学術的交流を深める予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 職業人のための歴史教育事業:ヴァンゼー会議記念館2005

    • 著者名/発表者名
      東 自由里
    • 雑誌名

      季刊・戦争責任研究 47号

      ページ: 58-67

  • [雑誌論文] Hiroshima as Symbol, Hiroshima as Reality2005

    • 著者名/発表者名
      Chieko KITAGAWA OTSURU
    • 雑誌名

      Kansai University Review of Law and Politics No.26

      ページ: 1-15

  • [雑誌論文] 負の歴史記憶と想像力:グロッセ・ハンぶるガー・シュトラッセと'記憶の場所'をめぐって2005

    • 著者名/発表者名
      出口 剛司
    • 雑誌名

      立命館大学産業社会論集 40巻4号

      ページ: 35-50

  • [雑誌論文] 被差別部落にみる「場所の力」:柳原銀行記念資料館特別展と崇仁まちづくり運動の展開2005

    • 著者名/発表者名
      リム ボン
    • 雑誌名

      立命館大学産業社会論集 40巻4号

      ページ: 19-34

  • [雑誌論文] The Two Faces of War Memorials in Japan2004

    • 著者名/発表者名
      Julie Higashi
    • 雑誌名

      Memorial Museums, IC MEMO, ed.by Jan Erik Schulte Vol.3(掲載決定)(印刷中)

  • [雑誌論文] アメリカの民主主義と市民的自由2004

    • 著者名/発表者名
      大津留(北川)智恵子
    • 雑誌名

      関西大学法学論集 54・3

      ページ: 59-85

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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