研究課題/領域番号 |
14201039
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
近藤 和彦 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (90011387)
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研究分担者 |
高山 博 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (90226936)
勝田 俊輔 岐阜大学, 教育学部, 助教授 (00313180)
青木 康 立教大学, 文学部, 教授 (10121451)
安村 直己 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (30239777)
長谷川 貴彦 北海道大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (70291226)
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キーワード | ヨーロッパ / 歴史 / 政治文化 / 近世 / 近代 / 公共圏 |
研究概要 |
本年度は4年にわたる研究プロジェクトの最初の年度であり、まずは研究組織の確立とハードウェアの整備、研究分担者間の連絡ネットワーク形成、そして問題意識と方法の共有へむけての基礎作業がおもな課題となった。 第1に、近世・近代のヨーロッパ政治杜会をめぐる研究書・史料集・レファレンス・CD・ROMなどを購入した。さらに図書にとどめることなく、本研究に関連する資料・情報をひろくかつ効率的に収集、整理し利用するために、最新のコンピュータおよび周辺機器、ソフトウェアを購入し駆使している。当方からの発信のために代表者のホームページも必要に応じて更新され、学術情報のフォーラムとして貢献している。第2に、代表者および分担者は合宿セミナーを6月に東京で、3月に名古屋で催し、12月の1日セミナー(於東京)も含めて、たいへんに充実した討論をもち相互に啓発された。また分担者のうち太田、金澤、長谷川貴彦、古谷、安村の計5名は海外出張によって、現地史料の踏査および当該分野の研究者との最新情報の交換に成果があった。第3に、関係する専門研究者たちの協力もあおいだ。研究補助員の尽力により面倒な連絡事務は実をあげて良質の研究組織が形成された。第4に、本年度の研究成果はまだ十分ではないがすでに生み出されつつあり、第11項にその一部を挙げたとおり、代表者とともに青木、勝田、高山、長谷川貴彦、安村などの単著により世界的・全国的水準に寄与する研究が公にされつつある。これらの論文は、その発表後にも相互の討論の対象とすることによって、研究組織参加者全員の資産として継承され、来年度以降のさらなる充実を約束している。
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