研究課題/領域番号 |
14201039
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
西洋史
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
近藤 和彦 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (90011387)
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研究分担者 |
篠原 琢 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (20251564)
高澤 紀恵 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (80187947)
高山 博 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (90226936)
長谷川 まゆ帆 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (60192697)
山根 徹也 横浜市立大学, 国際総合科学部, 準教授 (10315822)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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キーワード | ヨーロッパ / 政治文化 / 公共圏 / 国制 / 議会 / 複合国家 / 連邦制 / アイデンティティ |
研究概要 |
この研究は、近世・近代のヨーロッパおよびその植民地の歴史を対象とし、その政治社会のダイナミズムに焦点をあてて考察する4年間の共同プロジェクトであった。研究代表者と分担者の役割分担は、別記のとおりである。 最新のリサーチにもとづく広域ヨーロッパの歴史的・批判的研究とするため、これまでの複合国家・政治文化をめぐる学界の研究蓄積について周到な整理と分析をくわえ、研究組織として理解を共有しながら各テーマを深化し総括する必要があった。共同研究を遂行しつつ心がけたのは、国際的学界に積極的に参与すること、また日本の知識人にとって試金石のような意味をもってきたヨーロッパ像を構築しなおすことであった。常時プロジェクトに参加する研究組織にくわえて、内外の研究者に特定のテーマについての助言や協力をお願いした。また具体的でありながら一般的な意味をもつ歴史の呈示をめざし、21世紀のわが政治社会のありかたにも展望をえようとした。究極的には、この共同研究の成果を学会発表や学術出版によって、またウェブサイトなどの手段で、世に問い討論を喚起することが目的であり、これは部分的にはすでに実現しており、また継続中である。 この科研費補助金により、代表者をふくむ各研究者は、欧米において、また日本において学術情報と意見の交換を積極的にすすめることができた。論文の発表もつづき、顕著な実績のあがった研究プロジェクトであった。この研究成果報告書における各章は、それぞれの経過的な報告である。
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