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2003 年度 実績報告書

西洋の歴史に見る「グローバル・スタンダード」と「ローカル・アイデンティティ」

研究課題

研究課題/領域番号 14201041
研究機関関西大学

研究代表者

芝井 敬司  関西大学, 文学部, 教授 (00144311)

研究分担者 田中 きく代  関西学院大学, 文学部, 教授 (80207084)
大戸 千之  立命館大学, 文学部, 教授 (30066708)
飯田 収治  関西学院大学, 文学部, 教授 (70047116)
朝治 啓三  関西大学, 文学部, 教授 (70151024)
中井 義明  同志社大学, 文学部, 教授 (70278456)
キーワードグローバリズム / ローカリズム / アイデンティティ / スタンダード / ヨーロッパ / 西洋史 / 文明 / コスモポリタニズム
研究概要

本研究の第2年度にあたる平成15年度は、前年度の研究状況を踏まえて今後の研究のさらなる進展を図るため、全体課題および各メンバーの役割分担に即しつつ、設備備品費と消耗品費を用いて、必要な機器や基礎資料・研究文献を購入し、さらに国内旅費を用いて積極的に国内の研究機関の史料を閲覧・入手し、それらの読解に積極的に取り組んだ。
研究会活動としては、平成15年4月26日(関西大学)、同年6月22日(同志社大学)、同年9月7日(関西大学)、平成16年1月24日(同)と、4回の全体研究会を行い、研究課題についての総括討論、研究計画の周知や調整を含めながら、のべ8人の研究報告を行った。また、上記6月の研究会において、古代エジプト史を専門とする屋形禎助氏(元・信州大学教授)を招聘し、「アメンホテプ4世(アクエンアテン)の宗教改革:アマルナ時代」と題する特別講演を実施した。屋形氏は、一神教に基づく宗教改革を行ったアメンホテプ4世治世期のエジプトが、大国へとその地位を上昇させていたとはいえ、すでに形成されていたオリエントの世界システムにおいて、周辺に位置する新参者にすぎなかったとの指摘を行い、本研究に有益な視点を与えた。
夏季には、3人のメンバーが外国旅費を使用して、それぞれの分担テーマに関する資料収集や学術調査を行った。その他の研究報告についても、本研究課題に関して大いに示唆を与えるものであり、その一部はすでに別記のとおり研究成果として発表されている。その他、投稿中や準備中のものが多くに上り、旺盛な研究活動を展開している。

  • 研究成果

    (12件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (12件)

  • [文献書誌] 田中きく代: "ジャクソニアン期からアンテベラム期にみる女性の公的領域-参加的民主主義論からの射程-"人文論究. 第53巻第1号. 29-42 (2003)

  • [文献書誌] 田中きく代: "19世紀後半における孤児列車の人口動態分析"人文論究. 第53巻第3号. 68-82 (2003)

  • [文献書誌] 小田内隆: "紀元千年の歴史記述における異端像-「民衆異端の誕生」をめぐって-"立命館文学. 第581号. 53-73 (2003)

  • [文献書誌] 中谷功治: "ゲミレル島遺跡の構造について-東地中海の初期キリスト教遺跡調査から"人文論究. 第53巻第1号. 43-57 (2003)

  • [文献書誌] 飯田収治: "元ナチ強制収容所記念遺跡と現代ドイツの青少年"人文論究. 第53巻第2号. 68-80 (2003)

  • [文献書誌] 米山裕: "「公式」な日系アメリカ人史の創成-日系アメリカ市民協会(JACL)と日系アメリカ人研究計画(JARP)"立命館史学. 第24巻. 85-89 (2003)

  • [文献書誌] 高橋秀寿: "ホロコーストの記憶と東ドイツの変容"立命館言語文化研究. 第15巻第2号. 95-99 (2003)

  • [文献書誌] 中井義明(共著): "初期鉄器時代のギリシア『古代王権の誕生 IV ヨーロッパ編』"角川書店. 382 (2003)

  • [文献書誌] 新谷英治(共著): "オスマン朝と近世ヨーロッパ像『歴史としてのヨーロッパ・アイデンティティ』"山川出版社. 329 (2003)

  • [文献書誌] 朝治啓三(単著): "シモン・ド・モンフォールの乱"京都大学学術出版会. 502 (2003)

  • [文献書誌] 服部伸(共著): "専門医制度の成立とオルタナティブ医療『身体と医療の教育社会史』"昭和堂. 312 (2003)

  • [文献書誌] 浅香正(共著): "ローマ都市の起源と王政『古代王権の誕生 IV ヨーロッパ編』"角川書店. 382 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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