研究課題/領域番号 |
14201043
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
木下 尚子 熊本大学, 文学部, 教授 (70169910)
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研究分担者 |
杉井 健 熊本大学, 文学部, 教授 (90263178)
小畑 弘己 熊本大学, 文学部, 助教授 (80274679)
甲元 眞之 熊本大学, 文学部, 教授 (70072717)
高宮 広土 札幌大学, 文化学部, 助教授 (40258752)
黒住 耐二 千葉県立中央博物館, 上席研究員 (80250140)
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キーワード | ナガラ原東貝塚 / 農耕社会形成過程 / 5〜7世紀 / 沖縄貝塚時代後期 / 根成孔隙 / 現代イネ混入 / AMS測定 / 琉球列島 |
研究概要 |
1.沖縄県伊江島ナガラ原東貝塚で第5次発掘調査を実施 期間:2002年8月2日から16日 調査結果:包含層である貝層を彫り上げ、一部でその下の文化面を検出した。脊椎動物遺体、植物遺体、貝類遺体についてコラムサンプリング調査、土壌の化学的性質にかんする調査を実施する。 2.研究会の開催(2回) 期日:2002年8月12〜14日、2003年3月15〜17日 参加者:共同研究者5名、研究協力者3名 議題:前回の共同研究報告書の批評、新たな共同研究実施の方針、調査方法の問題点を出し合う(8月)。夏の調査成果、土器編年の試案、農耕社会形成過程研究の視点等について各自研究成果を発表(3月)。 3.ナガラ原東貝塚包含層出土炭化籾のC14年代測定と結果の検討 測定:出土位置の確かな、保存状態のよい3例についてAMS測定を実施し、そのすべてにおいて現代イネ(1990年代)であることが判明した(9月)。炭化籾は土器型式から6世紀前後であると予測された資料である 検討:原因を共同研究間で検討し、徳永光一氏の指導を受けて原因を究明し、初歩的結論に達する。 4.成果の公表(報告書以外) 期日:2003年3月1日 場所:沖縄県立埋蔵文化財センター普及講座臨時企画フォーラム 発表:基調報告「ナガラ原東貝塚発掘調査の成果と課題」(木下尚子)
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