研究課題/領域番号 |
14201047
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
上野 洋三 九州大学, 人文科学研究院, 教授 (30046502)
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研究分担者 |
神作 研一 金城学院大学, 文学部, 助教授 (30267893)
若木 太一 長崎大学, 環境科学部, 教授 (40071998)
井上 敏幸 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (50046207)
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キーワード | 多久市立郷土資料館 / 諫早市立図書館 / 諏訪文庫 / 中島広足 / 国立国会図書館 / 弥富破摩雄 / 伊勢市神宮文庫 / 長野市真田宝物館 |
研究概要 |
多久市立郷土資料館には、計3回、のべ7日間の調査を実施し、所蔵資料目録作成のための基礎的な書誌の記録を採取し、本文読解のための資料収集の方針などについて、所蔵者と協議を重ねた。 諫早市立図書館には、計2回、のべ6日間の調査を実施し、所蔵資料のうち和古書目録作成のための、書誌記録カードの採取をほぼ終了した。目録印刷に取り掛かるための方針について、所蔵者と調整中である。 諏訪神社(長崎市)所蔵諏訪文庫については、計8回、のべ28日間の調査を実施し、目録作成のための書誌の記録を採取した。この間、当地で行われた日本近世文学会の全国大会に際して、特に中島広足の自筆稿本を中心に展観を実施し、その解説目録を刊行した。広足の精細な書き込みのある写本・刊本の実体が如実に示されたものとして好評を得た。なお、二割ほど未調査分を残すが、引き続き作業を実施し、目録の刊行を目指している。 国立国会図書館については、計4回、のべ11日間の調査を実施し、同館所蔵の中島広足関係資料について、書誌の記録を採取し、諏訪文庫所蔵資料との関係を調査した。調査の中から資料の基本的性質を確かめるために、旧蔵者弥富破摩雄(やとみはまお)氏の旧蔵書籍について研究する必要が生じたため、引き続き、同館その他の弥富氏関係資料を点検、閲覧して、記録を採取しつつある。 この他、伊勢市神宮文庫、長野市真田宝物館、鶴岡市致道博物館にも調査を行い、参考資料などの情報の採取につとめた。
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