研究課題/領域番号 |
14201048
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 広島女子大学 |
研究代表者 |
樹下 文隆 県立広島女子大学, 国際文化学部, 助教授 (70195337)
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研究分担者 |
菅原 範夫 県立広島女子大学, 国際文化学部, 教授 (90117010)
石川 一 県立広島女子大学, 国際文化学部, 教授 (80193283)
秋山 伸隆 県立広島女子大学, 国際文化学部, 教授 (60142337)
五條 小枝子 県立広島女子大学, 国際文化学部, 助手 (20118045)
西本 寮子 県立広島女子大学, 国際文化学部, 助教授 (70198521)
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キーワード | 毛利元就 / 戦国毛利氏 / 毛利本 / 萩藩 / 防長諸藩 / 吉川本 / 古典籍書誌学 / 目録学 |
研究概要 |
1.山口県文書館・明治大学附属図書館等において、江戸期の防長諸藩蔵書目録類を調査し、デジタル写真撮影によって収集するとともに、それらを順次翻刻してアルバイトの協力を得て整理し、内容を検討しつつパソコンに入力する作業を行った。この成果の一部は「広島女子大学国際文化学部研究紀要』に掲載した。 2.すでに研究の及んでいる毛利氏旧蔵典籍やその関連資料を収集し、書誌情報の記載や文学史上の位置付けがなされている先行研究について調査し、既発表の書誌情報をスキャナーで読みとってデータ化し、アルバイトの協力を得て整理した。 3.国文学研究資料館・国会図書館・国立公文書館・東京大学史料編纂所・実践女子大学・法政大学能楽研究所・早稲田大学・東海大学・名古屋市鶴舞中央図書館・京都総合資料館・京都文化博物館・京都大学図書館・花園大学・奈良国立博物館・福岡県立図書館・福岡市総合図書館等に赴き、毛利家関係図書の調査および毛利家旧蔵典籍の所在に関する情報収集や意見交換、毛利家旧蔵典籍と関連する諸典籍の調査を行った。研究発表に記載したごとく、それらの成果の一部については公開することができた。 それ以外の成果として、1.毛利家周辺資料に見られる蔵書印を確認することができ、『郡山集』について写本、版本二種の存在を確認し、必要資料を撮影した。 2.戦国・豊臣期の毛利氏関係史料の調査と写真撮影を行い、長府毛利藩関係文書に、従来知られていない史料の存在を確認した。 3.『童舞抄』の新たな写本を徳山毛利家旧蔵典籍中に発見した。 4.古書肆において新出史料である「毛利元就書状」「大和家文書」を発見し、購入した。 5.妙心寺搭頭龍華院に江戸期において毛利家関連典籍の存在したことが確認された。
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