研究課題/領域番号 |
14203009
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
森平 爽一郎 慶應義塾大学, 総合政策学部, 教授 (50082871)
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研究分担者 |
橋本 優子 慶應義塾大学, 大学院・政策・メディア研究科, 専任講師 (80333037)
小暮 厚之 慶應義塾大学, 総合政策学部, 教授 (80178251)
駒井 正晶 慶應義塾大学, 総合政策学部, 教授 (10234866)
枇々木 規雄 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (30245609)
石島 博 慶應義塾大学, 総合政策学部, 専任講師 (20317308)
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キーワード | 証券化 / デリバティブズ / 不動産価格指数 / 価格決定理論 / 不動産 / 金融工学 / ファイナンス理論 |
研究概要 |
平成14年度は、不動産学、不動産ファイナンス(Real Estate Finance)研究に関して、金融・不動産市場の規制緩和や情報公開を背景として、次のような分野:1 不動産ファイナンス理論と実証方法のサーベ、2 不動産インデックス作成方とその応用、不動産証券データベース3 不動産を原証券とするデリバティブズ(派生証券)の価格決定モデルについて主に検討した。具体的には、平成14年7月より毎月一回、都心において、この分野における実務家と学会メンバー(毎回約50人程度)が一同に会し、先端的な理論と応用面での研究発表を行う研究会をおこなった。その概要に関しては、http://web.sfc.keio.ac.jp/〜yyoshida/refa.htmlで毎回報告をおこなっている。特に、平成15年3月には、湘南国際村センターにおいて、11名による中間的な研究発表集会をおこなった。その成果は、不動産証券化、リバース・モーゲージ、空家・空室率、不動産税制、ヘドニック価格指数の理論と応用などにわたり、300ページにわたる予稿集としてまとめられている。また、研究成果のいったんは、不動産金融工学会(JAREF)、日本証券計量工学会(JAFEE)、アジア不動産学会(於シンガポール)、日本FP学会などで学会発表を行った。 平成15年度は、これらの成果の学会誌への投稿と、1 家計の金融資産保有パネルデータを用いた不動産投資決定、2 信金・信組の不動産投資決定モデル、3 不動段担保競売データによる不動産価格決定モデル、4 新築マンション価格のヘドニックモデル、(5)不完備市場としての不動作市場におけるデリバティブズ価格決定も出る、などについて検討する予定である。
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