研究課題
基盤研究(A)
平成14年度から3年計画で、「知識科学を基盤とするイノベーション創出の実践的な「技術経営」教育プログラムを開発し当初目標の2つの大きな成果を得た。第1は教育面で、MOTプログラム開発・実施であり、第2は研究面で、MOTの将来方向と方策を見出し提示し得たことである。教育面では、具体的に「テクノプロデューサー」の養成に焦点をあて、平成15年10月、東京八重洲キャンパスを開設、技術経営(MOT)コースを新規に開講し好評を得て、定員を超え順調に発展している。カリキュラム構成は、知識科学の基盤の上に技術経営中核科目を組み上げ、かつ一般講義科目も配置する3層構造とし、科目数も初年度19科目、本年1月末には33科目に達した。受講対象は社会人で、初年度約20名、本年度約35名と増加、10月末の修士課程総数は57名、博士課程は11名である。JAIST-MOTコースは、(1)知識科学を基盤に、(2)先端的MOT科目を導入、(3)国際連携による国際レベルの内容、(4)インタラクティブに自由闊達に討議、(5)理論に基づく「実践」重視、に特徴がある。世界に先駆けた知識科学の蓄積を生かし、企業科学や戦略ロードマッピング、技術標準化、サービス・サイエンス等の先端科目を開発し導入している。一方、研究面では、次世代MOTの戦略目標として「ジャストインタイム・イノベーション」という新コンセプト創出し、その具体化のために、「戦略ロードマッピング」と「サービス・サイエンス」を統合する「統合型戦略ロードマッピング」の方法論の開発に取り組み奥の論文や著書を書き、講演会やセミナー・ワークショップ等で普及啓蒙に当たっている。さらに、国際共同連携組織GATICを創設し、米国NW大学、スイスETH、英国ケンブリッジ大等、欧米企業の参加も得て、国際産学MOT連携教育研究を進めている。以上、本研究プロジェクトは、教育と研究および産学連携・社会貢献の面で大きな成果を達成できた。ここに深く感謝したい。
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