研究課題
平成17年度は、超広視野赤外カメラシステムの根幹となる近赤外広視野カメラの光学系を完成し、それを覆う真空デュワーおよび真空デュワー中で冷却環境下で動作させるフィルター交換機構を完成させた。これに冷凍機を装着し、冷却試験を行って予定性能を達成することを確認した。さらに、このシステムを望遠鏡に取り付けるための治具を91cm望遠鏡に装着した。また、91cm望遠鏡の主鏡を金コーティングを行い、赤外性能を向上させた。さらに、検出器に関して、国立天文台ハワイ観測所で開発されたMessiaVシステムにて検出器駆動するシステムを製作・試験し、良好な駆動ができることを確認した。このほか、観測可能性の詳細検討、新たな観測目標の検討とサーベイ領域の策定を行った。諸外国の近赤外観測装置開発の動向を探り、技術的情報の交換を行うため、数回の海外出張を行い実地調査および研究交流も行った。
すべて 2005
すべて 雑誌論文 (6件)
The Astrophysical Journal Letters 635
ページ: L635
Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 364
ページ: 117
Publications of the Astronomical Society of Japan 57
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