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2003 年度 実績報告書

高エネルギー天体現象の電波観測

研究課題

研究課題/領域番号 14204027
研究機関早稲田大学

研究代表者

大師堂 経明  早稲田大学, 教育学部, 教授 (10112989)

研究分担者 小松 進一  早稲田大学, 理工学部, 教授 (00087446)
前田 恵一  早稲田大学, 理工学部, 教授 (70199610)
キーワード電波天文学 / X線γ線天文学 / 宇宙線 / 宇宙物理 / 相対論・重力波 / アンテナ / 信号処理
研究概要

那須パルサー観測所30m球面鏡の光学系・駆動系/2004Mar 日本天文学会での報告より
《1 那須30m球面鏡の光学系》
2002年度からスタートした30m固定球面鏡は、鏡面が完成し2003年度に副鏡・フィードホーンの設置を行っている。光学系は、すでに稼働している20m×8台の球面鏡アレイと組み合わせた干渉計として作動できるよう、同一の光路長および焦点位置としているが、以下の点で拡張がなされている。
(1)20m鏡が天頂から5度のゾーンをサーベイするAz軸のみの駆動系を採用したのに対し、30m鏡は天体の追尾を可能にするAz,El 2軸制御をとった。これによりパルサーのタイミング観測において、最大で2時間を超える連続ナイキストレートデータ記録が可能になる。(2)赤緯で19度-55度の、アレシボからほとんど観測出来ない領域が、観測できる。
《2 駆動系》副鏡の駆動はバランスをとるカウンターウエイトをとりつけることにより、すべての赤緯で安定した観測を可能にしている。フィードホーンも新たに半径方向に動く自由度が増えたため一定曲率のH鋼をカイドとし、その上をチェーン・ギヤ駆動で移動できるようにした。
《3 観測領域・観測対象》パルサー分散消去のための160GBナイキストレートレコーダーは、すでにテストを終えており、数百万点のデータ取得に成功している。パルサーのタイミング観測、EGRET天体の同定が初期の観測目標となる。南では、かにパルサーまでが観測可能である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Ichikawa, H.,..., Daishido, T.: "Nyquist Rate Sampling Observation and Detection Limit in Nasu Pulsar Observatory"Proc.Frontier in Astroparticle Physics and Cosmology (Universal Academy Press, Inc.). (in press). (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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