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2004 年度 実績報告書

高エネルギー天体現象の電波観測

研究課題

研究課題/領域番号 14204027
研究機関早稲田大学

研究代表者

大師堂 経明  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (10112989)

研究分担者 前田 恵一  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70199610)
小松 進一  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00087446)
キーワード電波天文学 / X線γ線天文学 / 宇宙線 / 宇宙物理 / 相対論・重力波 / アンテナ / 信号処理
研究概要

2004年度は那須パルサー観測所30mの駆動系を完成させ、試験観測を開始した。以下にその概要をまとめる。これは日本天文学会(2005年3月 日野)での報告である。
那須パルサー観測所の20m x 8素子干渉計は、EGRETガンマ線源の電波同定、Tranjent Radio Sourcesの捜索など定常観測を継続している。Johnson-Nyquist雑音を利用した受信機雑音の測定(市川2004)、Gain Calibration(新沼2005)、データ転送の自動化(松村2005)により安定した観測が可能になった。また8素子の位相合成により高感度観測も可能になった(遊馬2004,2005)
トラッキングが可能な30m球面鏡は2004に試験観測をはじめ、静かな環境での駆動計のチェックをかねたデータを得ている。スイッチング無しの観測で、Cyg-A、天の川、だけでなく3C84も受信できたことから、安定な受信システムであることが確認できた。観測領域は天頂から+/-18度あり、かに星雲も受信している。パルサー観測用のハードウエアとしては、20MHzナイキストレコーダ(吉村2004)、GPS受信機による時刻信号の取り込み(岳藤2004)、800MHzナイキストレコーダ(今林2005)の開発をすすめている。ナイキスト条件を満たすことによりFourier変換を有限次元ヒルベルト空間における基底の変換として扱え、800MHz複素サンプルしてディスクアレイに記録した数十分のパルサー観測データを、ソフトウエアで分散消去できる見込みである。ディスクアレイは0.8テラバイト、PCの実装メモリとしては8ギガバイトが普通に利用できる時代に合わせて上記ハードウエアを開発している。2002年度報告の雑誌論文の頁は391-392と確定した。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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