• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

大強度ミューオン源のための電流収束型標的の開発

研究課題

研究課題/領域番号 14204028
研究機関高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

吉村 浩司  高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (50272464)

研究分担者 西川 公一郎  京都大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (60198439)
五十嵐 洋一  高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助手 (50311121)
小林 隆  高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (70291317)
岩下 芳久  京都大学, 化学研究所, 助教授 (00144387)
キーワード大強度ミューオン源 / 電流収束型標的 / 水銀標的 / 低エミッタンスビーム / 大強度陽子加速器 / ミューオンビーム冷却 / レプトンフレーバーの破れ / ニュートリノファクトリ
研究概要

1)シミュレーションによる標的の概念設計
モンテカルロシミュレーションコードを用いて、標的の材質、形状、および標的に流す電流密度を変化させて、得られるビームの強度、エミッタンスを計算した。
2)グラファイト(炭素)標的の冷却試験
J-PARCニュートリノ実験のためのグラファイト標的を試作し、筒状の容器に入れて回りに冷却水を流して、冷却試験を行った。標的に電流を流すことにより約40kWの熱量を冷却可能であることを確かめた。
3)水銀循環装置の設計製作
常温で液体である水銀は熱衝撃に強く、冷却も容易であるために、大強度陽子ビームおよび収束磁場発生用大電流に耐える標的として期待されている。その反面、密度が高い液体金属を用いることによる容器の浸食が問題となっている。水銀を円筒状の容器にためて標的として用いる場合の水銀の流れの特性を調べるために、約20リットルの水銀を循環させる装置を設計製作した。また、この実験装置を用いて、パルス電流を印加したときに生じるピンチ効果による水銀の挙動を調べる予定である。
4)シンチファイバー測定器の開発
二次粒子の運動量を測定するための測定器としてシンチファイバー測定器の開発を行った。シンチファイバーとライトガイドファイバー、およびライトガイドファイバーとマルチアノード光電子増倍管の間の接続法のスタディを行った。径0.3mmと0.5mmのファイバーを用いた試作器を製作し高エネルギー加速器研究機構のパイ中間子ビームを用いて、その性能の評価を行った

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi