• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

超高速ビジュアルサーボシステムのモデリングとモデル学習

研究課題

研究課題/領域番号 14205034
研究機関東北大学

研究代表者

橋本 浩一  東北大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (80228410)

研究分担者 小室 孝  東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 助手 (10345118)
森 亮介  東北大学, 大学院・情報科学研究科, 助手 (50374989)
キーワードビジュアルサーボ / 超高速マニピュレーション / モデル学習制御 / 単眼視 / トラッキング
研究概要

本年度は,昨年度に構築した6自由度マニピュレータPA10-6Cを用いて,ハンド-アイ・マニピュレータ構成のビジュアルサーボシステムを構築し,ボール捕獲タスク,リフティングタスクに関する実験的検証と解析を行った.さらに車輪型移動ロボットにカメラを搭載したビジュアルサーボシステムを構築し,同様に実験的検証と解析を行った.具体的に
1.ハンド-アイ・マニピュレータによるボール捕獲タスクとリフティングタスク
ヒトのボール捕獲時の動作に関して,実験心理学の分野ではGAGという戦略が提案されている.この研究に基づき,ハンド-アイ・マニピュレータによるボール捕獲タスクを実現した.さらに,このタスクを拡張し,連続してボールを打ち上げるリフティングタスクを実現した.打ち上げタスク実現のために,マニピュレータ手先の運動とボール落下の協調動作に関して理論解析と実験的検証を行った.
2.車輪型移動ロボットによるビジュアルサーボシステムの構築
マニピュレータロボットは台座に固定されているために,手先の到達可能範囲が制限されてしまう.そのため対象を追跡できる範囲も制限される.稼働領域を広げるために,車輪型移動ロボットによるビジュアルサーボシステムを構築した.車輪型ロボットには非ホロノミック拘束が存在するため,マニピュレータの制御則を拡張した.さらに,広範囲のボール捕獲実験により,この手法の有効性を確認した.
3.ボールリフティングタスクにおける打上げアルゴリズムの検証
ラケットとソレノイドからなるボール打上げ機構を設計・製作し,魚眼レンズでとらえたボール画像からボール打ち上げタイミングを決定するための打ち上げアルゴリズムを構築した.様々に変化するボールの軌道にも,ロバストに適用可能なモデルを提案し,実験的に検証した.

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] Configuration and Robustness in Visual Servo2004

    • 著者名/発表者名
      G.Chesi, K.Hashimoto
    • 雑誌名

      Journal of Robotics and Mechatronics Vol.16, No.2

      ページ: 178-185

  • [雑誌論文] Linux系OSによるリアルタイム制御2004

    • 著者名/発表者名
      熊谷 正朗, 森 友一朗, 橋本 浩一
    • 雑誌名

      計測自動制御学会誌「計測と制御」 第43巻,6号

      ページ: 515-520

  • [雑誌論文] A Simple Technique for Improving Camera Displacement Estimation in Eve-in-Hand Visual Servoing2004

    • 著者名/発表者名
      G.Chesi, K.Hashimoto
    • 雑誌名

      IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence Vol.26, No.9

      ページ: 1239-1242

  • [雑誌論文] Keeping Features in the Field of View in Eye-In-Hand Visual Servoing : A Switching Approach2004

    • 著者名/発表者名
      G.Chesi, K.Hashimoto, D.Prattichizzo, A.Vicino
    • 雑誌名

      IEEE Transactions on Robotics Vol.20, No.5

      ページ: 908-913

  • [雑誌論文] Tracking and Catching of 3D Flying Target based on GAG Strategy2004

    • 著者名/発表者名
      R.Mori, K.Hashimoto, F.Miyazaki
    • 雑誌名

      Proceedings of IEEE International Conference on Robotics and Automation

      ページ: 5189-5194

  • [雑誌論文] Model-less visual servoing using modified simplex optimization2004

    • 著者名/発表者名
      K.Miura, H.Inooka, K.Hashimoto, J.Gangloff, M.Mathelin
    • 雑誌名

      Proceedings of 10th International Symposium on Artificial Life and Robotics (CD-ROM)

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi