研究課題/領域番号 |
14205061
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
小野 光弘 山形大学, 工学部, 教授 (60007010)
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研究分担者 |
平田 拓 山形大学, 工学部, 助教授 (60250958)
下山 雄平 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (50123948)
赤塚 孝雄 山形大学, 工学部, 教授 (80091875)
鈴木 洋介 キーコム株式会社, 開発技術部, 取締役・開発・技術部長
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キーワード | 脳機能 / 犬頭部 / 電子常磁性共鳴 / EPR / ESR / 共振器 / ATC / AMC |
研究概要 |
脳機能解析のための犬頭部EPRI(Electron Paramagnetic Resonance Imaging、電子常磁性共鳴イメージング)装置の設計を行った。 仕様は次の通りである。 (1)EPR法には磁場変調CW(連続波)法を用いる。 (2)イメージングにはズーグマトグラフィ法を用いる。 (3)電磁波の周波数はラジオ波帯の400MHzである。 (4)共振器には円筒TE_<011>、キャビティ共振器を用いる。共振器の寸法は内径1.5m、軸長48cm、試料挿入孔の直径24cmであるので犬頭部を容易に挿入できる。 (5)高感度、高安定度測定を実現するために高周波回路にはATC(Automatic Tuning Control、自動同調制御)、AMC(Automatic Matching Control、自動インピーダンス整合)両機能を備える。このため共振器にはATC、AMC両機能をもたせる。 研究の結果次の成果が得られた。 (1)キャビティ共振器は内半径250mm、軸長158mmの1,200MHz縮小モデルを用いた電磁界解析を行い、内部に直流磁界ヘルムホルツコイルを設置しても所望のTE_<011>電磁界が試料中に得られること、従って、円筒TE_<011>キャビティ共振器が犬頭部EPRI共振器として実用可能であることが判明した。 (2)ATC、AMC両回路が完成した。
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