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2003 年度 実績報告書

ジベレリン受容体の解明

研究課題

研究課題/領域番号 14206015
研究機関東京大学

研究代表者

山口 五十麿  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00012013)

キーワードジベレリン / 受容体 / アズキ / Gタンパク質 / GA2-oxidase
研究概要

アズキ黄化芽生えに含まれるGA1やGA4などの活性型ジベレリンに高い親和性を示すジベレリン結合タンパク質の精製を進め、比活性を22万倍に高めた後、活性画分をSDS-PAGEに供し、検出される全てのバンドを切り出し、部分アミノ酸配列分析を行った。オーキシン受容体が属するgermin-like proteinの他数種の酵素に相同性を示す配列が得られた。これらに対する抗体を調製し、アズキGA結合活性画分を用て、結合阻害活性を調べたが、抗体はGA結合活性を阻害しなかった。また、GA結合活性を示すタンパク質がGA2-oxidaseと近似した分子量を持つこと、GA結合活性が2価の金属イオンの影響を受けることか両者の性質の類似性に着目し、アズキ胚軸で発現しているGA2-oxidase遺伝子4種をクローニングし、これらの発現タンパク質を用いて抗体を作製した。これらのうち、アズキ胚軸でmRNAの蓄積が明瞭に認められる2種類のGA2-oxidaseに対する抗体を用いて、GA結合タンパク質画分のGA結合活性の阻害の検定を行ったが、阻害は認められず、両者は同一タンパク質ではない可能性が示された。
酵母3量体Gタンパク質のGαであるScGPA1とイロイヌナズナのGαであるAtGPA1のキメラ遺伝子を構築し、酵母に導入したところ、発現したキメラGαは酵母のGαであるScGPA1を相補することが示された。この新しく開発した系を用いて、Gαとカップルした受容体の検索を進めている。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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