研究課題/領域番号 |
14206032
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
今川 和彦 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (00291956)
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研究分担者 |
酒井 仙吉 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (80114487)
田中 智 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (90242164)
堀 正敏 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (70211547)
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キーワード | IFNτ / プロモーター / ケモカイン / ケモカイン・レセプター / シバヤギ / ヒツジ / トロホプラスト細胞 / 接着因子 |
研究概要 |
(1)平成16年度は、前年度の成果に基づいてIFNτ遺伝子の発現制御領域の解析を行った。メチレーションとIFNτ遺伝子発現抑制に関してはMol.Reprod.Develop.(発表論文参照)に、また、プロモーター領域をシバヤギの胎盤から樹立したHTS-1細胞で解析した結果はPlacenta(発表論文参照)に発表した。 (2)子宮単離細胞、トロホブラスト細胞株やトロホブラスト細胞を用いながらIFNτ遺伝子の発現と、それに伴う子宮側や胚仔側での接着因子群の発現を解析した。特に、インテグリンは全インテグリン(26遺伝子)の発現解析や、それらのインテグリンに対応する子宮側での細胞外基質(ECM)の解析を行った(2論文投稿準備中)。また、IFMτに刺激されたモノサイト(マクロファージ)細胞が発現するケモカインIP-10は、子宮側の着床部位に免疫細胞(NK細胞)を遊走させることも突き止めた(American Journal of Reproductive Immunology, In Press)。 (3)活性の高いケモカインの発現はすすんでおり、培養細胞系の解析に利用されている。 (4)cDNAサブトラクションのための組織、細胞やRNAの回収に成功した。 (5)胎盤細胞株(シバヤギ胎盤HTS-1細胞)でのIFNτ遺伝子発現解析や、ケモカインレセプターを強制発現した細胞でも接着率の高揚の実験がかなりの成功を収めた(投稿論文準備中)。 (6)IFNτ遺伝子をFoamy Virusゲノムに導入したLive Vetorを作製し細胞に感染させたステイブル細胞株では、HIVの感染に対して耐性を示した(Journal of Veterinary Medical Sciences、発表論文参照)。
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