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2003 年度 実績報告書

HIV感染症に対する治療用ペプチドワクチン開発のための基礎的臨床的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14207013
研究機関東京大学

研究代表者

岩本 愛吉  東京大学, 医科学研究所, 教授 (10133076)

研究分担者 小田原 隆  東京大学, 医科学研究所, 助手 (40204218)
中村 哲也  東京大学, 医科学研究所, 助教授 (30189047)
キーワードHIV / ワクチン / エピトープ / CTL / テトラマー
研究概要

1.ペプチド添加自己樹状細胞をワクチンとして接種する臨床試験を開始した。2症例についてはH15.7.24およびH15.8.14より樹状細胞ワクチン接種を開始し、すでに6回の接種を終了した。ELISPOTアッセイを用いて、使用したペプチドに対する反応がワクチン接種後に上昇していることを確認した。2症例ともH15.10.30およびH15.11.20より抗HIV療法を中断を開始し経過を観察したところ、4-6週間で血漿中HIV RNA量の上昇がみられ治療再開基準に達した。治療中断後のHIV RNA量上昇時のELISPOTアッセイでは、ワクチンに使用したペプチド以外のエピトープに対しても反応が上昇しており、内因性に増殖したHIVに対し細胞障害活性が誘導されていることが明らかになった。
2.HIVの全長をカバーする約600個のオーバーラップペプチド(1ペプチドは15アミノ酸で10アミノ酸ずつのオーバーラップ)を作製し、未治療のHIV感染者末梢血リンパ球を用いてELISPOTアッセイを行った。ペプチドを50個ずつプールし解析した結果、GagおよびNefに対する反応が他領域に比べ強いことがわかった。ペプチドプールの数を減らし、どのペプチドに対する反応が最も強いかを検討した場合も同様の結果を得ている。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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