研究課題/領域番号 |
14207102
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中山 健夫 京都大学, 医学研究科, 助教授 (70217933)
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研究分担者 |
福原 俊一 京都大学, 医学研究科, 教授 (30238505)
和泉 徹 北里大学, 循環器内科・教授 (80143775)
上嶋 健治 岩手医科大学, 第二内科, 助教授 (40213334)
葭山 稔 大阪市立大学, 循環器内科・助教授 (30240956)
佐藤 直樹 日本医科大学, 第二内科, 講師 (70291721)
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キーワード | 心筋梗塞 / 疫学研究 / Quality of Life (QOL) / 医療経済 / データベース |
研究概要 |
本研究は、京都大学に事務所を置き、岩手医科大学、東京医科大学、日本医科大学、北里大学、大阪市立大学、の循環器内科グループの共同による多施設共同前向きコホート研究である。主要アウトカム指標は退院後6ヶ月時点のQuality of Life (SF36によって測定)である。登録センターとして大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)、追跡調査を株式会社日本リサーチセンター、データマネジメントをNPO臨床研究支援ユニットが担当する。各施設の倫理審査によって研究実施の承認を得、平成15年8月より順次症例登録を開始した。平成17年2月26日時点での集計では245例(男性212例・女性33例)が登録されている。追跡調査においては、退院1ヶ月後の調査が203例、6ヶ月後の調査が121例、1年後の調査が63例終了している。 追跡率を高く維持するために、日本リサーチセンターから郵送調査の前に安否確認を兼ねた挨拶電話、調査票未回収時の催促電話を実施している。対象者の対応は概ね良好であり、適切な条件が整えば本課題のような臨床疫学研究における外部企業委託による追跡調査は十分機能するといえる。例えば同センターはP(プライバシー)マークを取得しており、個人情報保護のシステムが整備されている点は一般研究機関に無い長所といえるだろう。また本研究では研究対象者から同意を得て、入院時のレセプトをすべて把握している。今後、医療経済の専門家の協力を得て、医療資源の投入量(charge)の実態を明らかにして、臨床アウトカムとの関連の検討を進める予定である。なお、協力施設として平成17年度より札幌医科大学が参加する見込みである。
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