研究課題/領域番号 |
14208004
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
佐川 哲也 金沢大学, 教育学部, 助教授 (70240992)
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研究分担者 |
深澤 宏 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (10006596)
天野 郡壽 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (10031337)
松田 恵示 岡山大学, 教育学部, 助教授 (70239028)
矢崎 弥 東京理科大学, 理学部, 助教授 (70211612)
沢田 和明 滋賀大学, 教育学部, 教授 (20053332)
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キーワード | アジア / 身体文化 / 学校スポーツ / 体育 / スポーツ社会学 / 伝統スポーツ |
研究概要 |
平成15年度は本研究課題の2年目であった。2年目を迎えるに当たり、3名の新規共同研究者を迎えた。新規加入者はいずれもカンボジア、ベトナム、インドネシアで研究を続けてきた研究者であり、より広範囲からアジアの身体文化とスポーツについて検討出来ると期待している。 今年度の課題は昨年度のパイロットスタディに基づいて各研究者が本調査に取りかかることであった。金は韓国の学校スポーツと身体文化について調査をスタートさせたほか、深澤はマレーシアの学校において、松田はタイ・バンコク周辺の学校において、佐川はミャンマーの学校において、それぞれ研究に着手した。各国の学校スポーツについて、同じ視座から研究を進めることによって、比較文化的な成果が得られると期待している。そのほかの共同研究者も、それぞれに海外調査を実施して、カウンターパートとのラポールの構築や調査地の絞り込み、テーマの絞り込みなど順調に研究を進めている。 また、平成16年2月にチュラロンコン大学スポーツ科学部が主催した第1回国際伝統遊戯スポーツ会議において、佐川、松田、深澤、高畑の4名が、これまでの研究成果について報告を行い、各国からの参加者と意見交換を行った。各国からの参加した研究者の発表を概観すると、アジアには多様なスポーツ文化があり、地域や国家制度、宗教、経済状況などによって異なっている、あるものは互いに共通し、あるものは異なりている。しかも、互いに相手国のスポーツや文化について知らないということを強く感じた。我々の取り組む課題の重要性を改めて感じた。 平成15年度は10月に研究会を開催して研究計画と進捗状況について意見交換したほか、昨年度に続いて留学生をパネラーとした学校スポーツについてのディスカッションを行った。今年度はインド、ミャンマー、韓国の留学生から情報提供いただいた。また、タイのチュラロンコン大学のゴーマラタット助教授を招いてタイ国のスポーツについての講演をいただいた。この他、関連する研究会においても研究成果の発表を行ったほか、3月末に開催される日本スポーツ社会学会においても、数人のメンバーが研究成果の発表を予定している。 なお、来年度の初旬には研究の中間まとめをする予定である。
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