研究課題/領域番号 |
14208006
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
金田 章裕 京都大学, 文学研究科, 教授 (60093233)
|
研究分担者 |
藤井 讓治 京都大学, 文学研究科, 教授 (40093306)
杉浦 和子 京都大学, 文学研究科, 教授 (50155115)
仁木 宏 大阪市立大学, 文学研究科, 助教授 (90222182)
山田 邦和 花園大学, 文学部, 教授 (30183685)
山村 亜希 愛知県立大学, 文学部, 講師 (50335212)
|
キーワード | 平安京 / 京都 / 都市構造 / 都市図 / デジタルデータベース |
研究概要 |
本年度は、昨年度に引き続き、資史料の収集と整理を進めた。資史料は、『鎌倉遺文』・『平安遺文』・『中右記』・『山槐記』・『玉葉』・『室町幕府引付史料集成』などである。また、『洛中絵図』(京都大学附属図書館所蔵)に記載された武家屋敷、寺社、町名・街路名といった文字データをデジタル画像に入力し、検索が可能なように加工した。さらに、デジタル画像を研究・展示に供するために、屏風として出力する作業を完了した。このようなデータベース作成作業と平行して、研究分担者各自が、古代平安京・中世〜近代京都の都市構造及び都市図に関連する研究を進め、研究会にて報告・討議を行った。その報告内容と討論をふまえて、研究分担者は研究成果を論文として執筆した。論文の題目は以下の通りである。 「九條家本『延喜式』左・右京図について」金田 章裕 「院政期平安京城の空間構造について」山村 亜希 「中世都市嵯峨の変遷」山田 邦和 「桂川の河道変化と耕地開発-松尾社周辺の古代中世-」青山 宏夫 「17世紀京都の武士」藤井 讓治 「林吉永版京大絵図の特徴とその変化」山近 博義 「刊行京都図の版元について」三好 唯義 「森幸安の地誌と地図-京都歴史地図を題材にして-」上杉 和央 「近現代期における京都の都市空間構造-富裕層の分布の変遷を中心に-」田中 和子 「地図のデジタル化およびデジタルデータベースの構築」神内 俊郎 以上のデジタルデータベースの成果と研究論文を研究代表者が総括し、平成17年3月に研究成果報告書を作成した。そして、研究分担者で成果報告書の合評会を行い、本科研の成果と反省点、今後の活動について検討を行った。
|