研究課題/領域番号 |
14208018
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研究機関 | メディア教育開発センター |
研究代表者 |
山田 恒夫 メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (70182540)
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研究分担者 |
清水 康敬 国立教育政策研究所, 教育研究情報センター, センター長 (10016561)
青木 早苗 メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (80353415)
三輪 眞木子 メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (90333541)
岡本 敏雄 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 教授 (60125094)
赤堀 侃司 東京大学, 教育工学開発センター, 教授 (80143626)
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キーワード | 学習デジタルコンテンツ / 学習オブジェクト / 教材開発 / 情報ポータル / メタデータ / e-Learning / 著作権処理システム / コンテンツ流通 |
研究概要 |
本研究では、今後、教育の情報化をもう一段推進するものとして、学習デジタルコンテンツの蓄積・流通の促進が不可欠であるとの立場から、以下の研究を実施した。 1)高品質かつ再利用可能なコンテンツの要件として「学習オブジェクト(Learning Object、LO)」に着目し、国際的通用性のあるプロトタイプの開発に着手した。本年度は、ボランティア教育、日本語教育、情報教育の3分野を選択し、素材の収録と収集を行うとともに、教材構造の標準規格としてのSCORMの検討を行った。 2)学習オブジェクトの国際共有実験を実施するため、ブラジル(サンパウロ州立大学)、タイ(チェンマイ大学)などと、ローカリゼーションにおける諸問題を検討した。 3)学習デジタルコンテンツの品質評価基準とその標準化に関し海外調査を行うとともに、その査読システムの日本化に関し海外の電子教材共有コンソーシアム(MERLOT)と共同研究を開始した。また、リアルタイム評価調査支援システムの運用による検証とシステムの改善を行った。 4)高品質の学習デジタルコンテンツを簡便に制作するツールとして、「マルチアングル映像評価ツール」等を開発検証した。また、教師教育向けの授業設計訓練システムと教授活動ゲームを開発・評価・改善した。 5)実証実験の場として、コンテンツマネジメントシステム、コースマネジメントシステムの要件を検討した。 6)国際的標準に準拠して教材メタデータを構築するために開発された内外のツールを試用し、各ツールでのメタデータ作成プロセスにおける問題点を検討し、日本の高等教育教材メタデータ作成ツールの仕様を提案した。 7)著作権記述言語の調査を行ない,教育利用における問題点を考察した。学習デジタルコンテンツ著作権処理に関する先進事例につき国際調査を実施した。 8)出版・放送コンテンツ融合型ウェブカスティング教材のプロトタイプの研究を行った。
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