研究課題/領域番号 |
14208022
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
門倉 正美 横浜国立大学, 留学生センター, 教授 (80127753)
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研究分担者 |
三宅 和子 東洋大学, 文学部, 助教授 (60259083)
二通 信子 北海学園大学, 経済学部, 助教授 (20254691)
佐々木 瑞枝 横浜国立大学, 留学生センター, 教授 (20205868)
堀井 恵子 武蔵野女子大学, 文学部, 助教授 (70279769)
山本 富美子 アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 教授 (50283049)
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キーワード | 日本留学試験 / アカデミック・ジャパニーズ / TOEFL / 日本語能力試験 / 日本語表現力 |
研究概要 |
分担研究者の所属が全国にまたがっているため、メーリングリストを作って、研究上の情報・意見交換を密に行ってきた。また、今年度は2002年5月25日、9月6日、2003年3月6日に全員参加による研究会をもった。その他に、19日、20日に合宿研究会を行った。これらの研究会は、互いの研究成果をもちより、触発的な議論の場となった。 10月13日には、日本語教育学会秋期大会において、「日本留学試験の『日本語』を考える」と題するパネルセッションを当科研メンバー5名で行い、日本留学試験の試験問題のあり方と、アカデミック・ジャパニーズという大学日本語教育の枠組みへの日本語教育学会員の関心を喚起し、議論の方向性を提起することができた(研究発表1参照)。 11月に中国天津外国語大学で開かれた東アジア日本語教育シンポジウムで、堀井・門倉が「アカデミック・ジャパニーズとは何か」と題する研究発表を行い、中国、香港、台湾、マレーシア、韓国からの参加者にたいして、問題の所在を示し、ともに大学での日本語教育のあり方を探究していくことをアピールした(研究発表2参照)。また、門倉はの東北地区日本語教育学会研究集会(12月21日)や、韓国ソウル、プサン(2月下旬)で「日本留学試験とアカデミック・ジャパニーズ」というタイトルの講演を行い、それぞれの地域でこのテーマに関する議論を喚起した。 この他、佐々木を中心として、「聴読解」と「読解」問題の対案を問題集という形で公刊する作業も進めている。 このように、今年度は、分担研究者と研究協力者を含めて総勢13名の当科研メンバー間の共同研究としての基盤をかためるとともに、パネルセッションや地区研究集会講演によって国内の日本語教育によびかけ、また、中国と韓国での研究発表・説明会によって、東アジアの広がりにおいて、「日本留学試験とアカデミック・ジヤパニーズ』という重要な問題領域を探究する地歩をきづくことができた。
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