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2003 年度 実績報告書

大規模な現実世界の知的撮影による4次元映像空間の生成と配信

研究課題

研究課題/領域番号 14208034
研究機関筑波大学

研究代表者

大田 友一  筑波大学, 機能工学系, 教授 (50115804)

研究分担者 向川 康博  筑波大学, 機能工学系・先端学際領域研究センター, 講師 (60294435)
亀田 能成  筑波大学, 機能工学系, 講師 (70283637)
中村 裕一  筑波大学, 機能工学系, 助教授 (40227947)
キーワード自由視点映像 / 3Dビデオ / 知的撮影 / 視覚メディア / 複合現実感 / 大規模空間 / スポーツ映像 / 仮想化現実
研究概要

コンサートや演劇などの大規模な空間で行われるダイナミックなイベントを対象とし、1)イベントを的確に記録し多視点の映像を獲得するために多数のカメラを駆使して知的撮影を行う方法、2)多視点映像を加工して視点の3次元位置プラス時間軸の4次元の自由度を持つ映像空間を生成する方法、3)利用者の要求に応じて映像空間を編集し自由視点映像として配信する方法、を明らかにする。以下の3つの研究項目について並行して研究を進めた。
(1)イベントを的確に記録した映像を獲得するために多数のカメラを駆使して知的撮影を行う方法。
(2)多視点映像を加工して視点について4次元の自由度を持つ映像空間を生成する方法。
(3)利用者の要求に応じて映像空間を編集し自由視点映像として配信する方法。
15年度は、研究項目(1)と(2)に重点を置き、以下の3つの小項目の研究を進めた。
(a)重要なイベントにシステム資源を重点配分するための選択技術
重要なプレーをしている選手や詳しく見せなくてはならない部分は高解像度で撮影し、変化の少ない部分、興味の対象になりにくい部分は低解像度で済ませる手法。
(b)アピアランス指向方式による高画質の映像生成
対象物体を可動カメラによってズームアップして撮影した映像情報を用いて、生成映像の画質を向上させる方法。
(c)広視野の自由視点映像生成
撮影範囲の異なる複数の映像ソース間の画質を整合させて融合することにより、大規模空間の臨場感を再現するのに必要な広視野の映像生成を行う方法。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 尾関基行, 中村裕一, 大田友一: "複合コミュニティ空間における注目の共有〜注目誘導行動による物体への注釈付け〜"日本バーチャルリアリティ学会論文誌. Vol.8・No.4. 369-377 (2003)

  • [文献書誌] 野口貴司, 大田友一: "評価値制限法を用いたステレオマッチング"電子情報通信学会論文誌. J86-D-II・11. 1618-1627 (2003)

  • [文献書誌] 尾関基行, 中村裕一, 大田友一: "机上作業シーンの自動撮影のためのカメラワーク"電子情報通信学会論文誌. J86-D-II・11. 1606-1617 (2003)

  • [文献書誌] 古山孝好, 大田友一: "Live Mixed-Reality 3D Video in Soccer Stadium"The Second IEEE and ACM International Symposium on Mixed and Augmented Reality (ISMAR2003). 178-187 (2003)

  • [文献書誌] 北原格, 大田友一: "Recording Multiple Videos and 3D Video Display in a Large-Scale Space"Proc.IEEE Conference on Multisensor Fusion and Integration for Intelligent Systems 2003. 137-142 (2003)

  • [文献書誌] 野口貴司, 大田友一: "評価値制限法による多眼ステレオ視の改善"画像電子学会誌. 32・4. 468-477 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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