研究課題/領域番号 |
14208037
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報システム学(含情報図書館学)
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研究機関 | 神戸大学 (2003-2004) 龍谷大学 (2002) |
研究代表者 |
有木 康雄 神戸大学, 都市安全研究センター, 教授 (10135519)
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研究分担者 |
上原 邦昭 神戸大学, 自然科学研究科, 教授 (60160206)
熊野 雅仁 龍谷大学, 理工学部, 実験助手 (50319498)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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キーワード | データマイニング / 画像認識 / 音声認識 / 感情 / コミュニケーション / 動作解析 / 意図理解 / モーションキャプチャ |
研究概要 |
人間と共生する機械を実現するために、データマイニング・画像認識・音声認識・感性情報処理により、人間の身体動作の癖やその内面にある感情に焦点を絞ったコミュニケーション方式の研究を行った。 1 モーションデータからの規則性の発見と感情の質の解析に関する研究(上原) ディジタルアーカイブのようにモーションデータが大量に蓄積されている場合、内容によって人間の動作を組織化・構造化しておかなければ検索することさえ困難になる。このため、動作データを3次元空間中を動く軌跡としてとらえるだけではなく、その動作が行われる速度、あるいは動作中の姿勢を解析することで、運動スキルの比較を行い、高度なスキルを持つ被験者の特徴を得る実験を行った。モーションキャプチャシステムEVaを用いて収録された基本動作データを基に、各動作に固有の特徴量と、他の動作に比べて特異な特徴を分けて抽出した。 2 人間の動作・感情・音声・画像認識の統合による意図理解(有木・熊野) 基本動作認識と感情認識、音声認識、画像認識を統合する研究を行うことにより、特定の意図がどのような基本動作系列、音声、画像系列、ならびに感情を伴って表出されているかについて分析することができる。これを逆に利用することにより、人間の動作と感情の表出を統合して、特定の意図を推定する研究を行った。例えば、教室のような場所で、大型ディスプレイに映っている人物を指さして「この人は誰」と聞くタスクにおいては、この人は誰という音声を認識する音声認識と、指差しという動作認識、さらに顔画像認識が統合されている。このシステムに、ユーザがどのような感情を持って問い合わせを行ったかを判定するために、顔の感情分析を付与する研究を行った。
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