研究課題/領域番号 |
14209011
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
山里 勝己 琉球大学, 法文学部, 教授 (80101450)
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研究分担者 |
等々力 英美 琉球大学, 医学部, 助教授 (60175479)
高良 鉄美 琉球大学, 法文学部, 教授 (40175435)
我部 政明 琉球大学, 法文学部, 教授 (60175297)
石原 昌英 琉球大学, 法文学部, 教授 (70244283)
仲程 昌徳 琉球大学, 法文学部, 教授 (50044863)
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キーワード | 沖縄文化 / アメリカ文化 / 異文化接触 / 比較文化 / 国際文化論 |
研究概要 |
本年度は、5回の研究会を行った。まず、5月1日の第1回研究会では、「大学の誕生」というタイトルで山里勝己(研究代表者)が報告をした。7月20日〜21日の第2回研究会では、平野健一郎早稲田大学政経学部教授を招聘し、「国際文化論」というタイトルの講演をした。8月31日〜9月1日は、合宿形式で、第3回の研究会を行った。我部政明(研究分担者)が、基調報告をしたほか、研究分担者全員がそれぞれの研究の進捗状況を報告した。また、同研究会には、Craig Wilcox沖縄看護大学講師と米須興文琉球大学名誉教授を招聘し、Wilcox氏は「沖縄の長寿と異文化接触」、米須氏は「文学における異文化接触」というタイトルで講演をした。10月28日には第4回研究会を行い、仲程昌徳(研究分担者)と高良鉄美(研究分担者)がそれぞれ「ハワイの琉歌」と「沖縄の法律・行政に見られるアメリカの影響」について報告をした。3月22日〜23日には、亀井俊介岐阜女子大学教授を招聘し、「日本におけるアメリカ学」というテーマで第5回研究会を行った。これらの研究会に加え、12月には琉球大学アメリカ研究会の定例大会で、「戦後沖縄におけるアメリカの影響」というテーマで、公開シンポジウムを行い、山里勝己研究代表者と我部政明、石原昌英、吉田茂研究分担者が報告した。また、本年度は、アメリカ公文書館などにおいて施政権返還前のアメリカと沖縄の異文化接触についてそれぞれの目的とテーマに合った調査および資料収集を行った。 平成14年度の研究活動の成果として次のことが挙げられる。1.米公文書館における資料調査で新資料の発見があり,これらにより異文化接触のメカニズムについて理解を深めた。2.戦後沖縄におけるアメリカの文化政策について,ワークショップなどを通して理解を深めた。3.資料調査,研究会などによって,研究分担者相互間のテーマの関連性を明らかにすることができた。4.資料分析及び研究会を通して研究方法に関する新しい発見が得られた。
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