研究課題/領域番号 |
14251013
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
安井 三吉 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (50031357)
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研究分担者 |
陳 来幸 神戸商科大学, 商経学部, 教授 (00227357)
中村 哲夫 神戸学院大学, 人文学部, 教授 (20092752)
佐々木 衛 神戸大学, 文学部, 教授 (60136398)
過 放 桃山学院大学, 社会学部, 助教授 (00283911)
許 淑真 摂南大学, 国際言語文化学部, 教授 (40153233)
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キーワード | 華僑華人 / 阪神 / 国際ネットワーク / 調査研究資料 / 国際シンポジウム |
研究概要 |
平成15年度の本格調査のため、神戸華僑華人研究会などの協力を得て準備を進めた。 1.神戸華僑歴史博物館、神戸税関所蔵資料、長崎泰益号文書の調査を行った。さらに、外務省外交史料館、函館中華会館などの資料調査を実施し、関連資料を収集した。 2.神戸華僑総会、各同郷会などの華僑団体や華僑個人を訪問して、インタビューを行い、日本と海外各地で実地調査を行うための情報を収集するとともに、協力を要請した。 3.調査については、北京、上海、寧波、厦門、泉州、福清、香港の華僑華人研究を行っている関連大学や研究機関、僑務機関、僑郷を訪問した。台湾については、中央研究院などを訪問、また韓国、シンガポール、カナダ、イギリス、オーストラリアなどの関連大学、研究機関を訪問、資料の収集とともに調査についての協力を要請した。 4.中国からは、李国梁(厦門大学)、張応龍(曁南大学)、龍登高(清華大学)、台湾からは夏誠華(玄奘人文社会学院)を招請し、また国内の小針進(静岡県立大学)、段躍中(日本僑報社)の参加を得て神戸華僑華人研究会とともに、中華会館、神戸華僑歴史博物館、神戸新聞社の後援を得て、国際シンポジウム「華僑華人とグローバリゼーション」を開催した。 5.研究成果として、調査研究資料1『華僑華人とグローバリゼーション』、同資料2『神戸華僑華人研究会『通訊』』、『泰益号文書神戸華僑関係』(CD-ROM)をまとめ、関係機関、研究者に配布した。なお、ニューズレターは、次年度初に発行することにした。また、神戸華僑歴史博物館の資料調査は継続中であり、今年秋には調査結果をまとめて公刊する。
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