研究課題/領域番号 |
14252001
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
舟橋 和夫 龍谷大学, 社会学部, 教授 (80081173)
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研究分担者 |
林 行夫 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (60208634)
福井 捷朗 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 教授 (10027584)
宮川 修一 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (60115425)
星川 和俊 信州大学, 農学部, 教授 (40115374)
野間 晴雄 関西大学, 文学部, 教授 (00131607)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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キーワード | ドンデーン村 / 東北タイ農村 / 天水農業 / 学際研究 / 40年間の定点調査 |
研究概要 |
当研究の大きな成果のひとつは、自然科学と社会科学の連携調査研究が実現したことである。自然科学の研究は農学を中心とした農業調査であり、社会科学の研究は、社会学を中心とした世帯調査である。それらをGISによって、農地と農家を結びつけ総合的な理解が進みつつある。 もう一つの大きな成果は、40年間の変化の軌跡を跡づけることができたことである。40年前のデータが総て揃っているわけではないので、全変化を実証的に把握したわけではないが、それでも多くの点で変化を把握した。また、20年前のデータは比較的よく揃っているので、20年間の変化は確実に捉えることができた。 そこで理解できたことは天水依存の農業では、稲作でも畑作でも、また菜園でも毎年毎年の生産の変化が激しいことである。また、村落社会もきわめて激しい変化を経験していることである。特に自給自足の生活から農業と非農業を組み合わせた兼業農家に変化した。都市近郊の農村の様相を持ちつつある。すなわち、自然分野でも社会分野でも激しい変化の中にいることである。 このことは、農業でも社会でも多様性の認識が重要なことを意味している。多様な農業、多様な社会を前提に理解をすることが人々の理解に繋がる。具体的な諸課題については、今後順次報告する予定である。
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