研究課題
1.観測航海の成果仏研究船マリオンデフレヌ号乗船・南西インド洋海嶺調査航海(平成15年10〜11月)に沖野が参加し、超低速海嶺における拡大様式に関する共同研究を行った。同海嶺沿いに多数のムリオン構造(超低角星止断層)を新たに発見し大きな成果を得た。マリアナトラフでは、JAMSTECの観測船による2つの航海に、6人の大学院生を派遣し、海嶺熱水噴出活動の精密観測研究を実施した。ここでは、特に、島らが新たに開発した複数の深海計測機器が成功し、従来得られなかった熱水活動の時間変動データを得ることができた。2.国際共同研究インターリッジの企画参加による成果本科学研究費から2万ドルを、インターリッジ分担金としてインターリッジ事務局に支払い、インターリッジ計画維持運営に貢献した。玉木、石橋がアジアインターリッジシンポ(15年10月、北京)に参加し、アジアにおけるインターリッジ共同研究体制について議論した。特に、玉木は、インターリッジ委員長として、本会合の議論に主導的役割を果たした。また、インターリッジ主催シンポジウム「中央海嶺とホリトスポットの相互作用」(仏、平成15年9月)に玉木、島が参加し、日本の中央海嶺研究の当該分野に関する成果報告を行った。3.国際研究集会参加欧州地球科学会議(15年4月)に研究協力者2名、米国地球物理学会秋季大会(15年12月)に研究協力者1名、大学院生2名を派遣し、日本の関連する各プロジェクトの成果発表を精力的に行った。
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