研究課題
1.観測航海の成果JAMSTEC「かいれい」によるマリアナトラフ熱水調査航海(平成16年5-6月)に大学院生2名を派遣し、無人探査挺による海底近傍の地磁気データの取得に成功した。浦辺他全5名を、北東太平洋ファンデフカ海嶺深海掘削航海に派遣し、海洋性地殻内における流体挙動に関する斬新なデータの取得に成功し、現在解析中である。2名の大学院生を韓国の研究船による日本海地殻構造の調査航海(5月)に派遣し、共同研究を実施した。中西を、「かいれい」による北西太平洋精密地形探査、岩石採取航海に派遣し、中生代地殻内の火山活動の証拠を得ることに成功した。2.国際共同研究インターリッジの企画参加による成果本科学研究費から2万ドルを、インターリッジ分担金として、インターリッジ事務局に支払い、インターリッジ計画維持運営に貢献した。玉木、蒲生、浦辺、沖野、石橋ら12名が参加し、背弧海盆理論研究集会(韓国、5月)に出席し、日本の同分野における研究成果を大々的に発表した。玉木、蒲生がインターリッジ運営委員会(韓国、5月)に出席し、インターリッジ研究計画、運営体制について議論を行った。インターリッジ主催インド洋中央海嶺研究シンポジウム(インド、平成17年1月)に玉木、野木が参加し、日本の中央海嶺研究の当該分野に関する成果報告を行った。石橋、岡村を韓国ソウル国立大に派遣し(17年3月)、来年度の西太平洋における熱水調査共同研究に関する打ち合わせを行った。3.国際研究集会参加玉木を米国のアフリカ地域火山活動研究集会(17年3月)に派遣し、アデン湾東シバ海嶺の深海掘削計画の立案を行った。
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