研究分担者 |
酒井 哲弥 鳥根大学, 総合理工学部, 助教授 (90303809)
板谷 徹丸 岡山理科大学, 自然科学研究所, 教授 (60148682)
兵藤 政幸 神戸大学, 内海域環境教育総合センター, 教授 (60183919)
三瓶 良和 島根大学, 総合理工学部, 教授 (00226086)
田中 里志 京都教育大学, 教育学部, 助教授 (00252536)
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研究概要 |
本年度は以下の諸点を行った。 A.フィールド調査と試料採取 (1)15Maのナチョラピテクス,9.5Maのサンブルピテクスを産出する地溝帯北部,ナチョラーサンブル・ヒルズ地域の地質調査(主に堆積相解析),および北部,ツゲン・ヒルズの中期中新世溶岩の地質調査を行った。ケニア中央部のナカリ地域において,人類進化史解明にとって重要な10Ma頃の類人猿下顎骨化石が発見された地層を中心として地質調査を行った。 (2)上記地域においてK-Ar年代,^<40>Ar/^<39>Ar年代測定用火山砕屑岩試料と古地磁気測定用定方位試料を採取した。 (3)現世湖(ナイバシャ湖,ボゴリア湖,バリンゴ湖)の地形,水質,水温等の調査とエクマンバージによる湖底堆積物の採取を行った。 B.室内実験 (1)フォート・ターナン,ナカリ地域の試料の^<40>Ar/^<39>Ar,K-Ar年代測定,および古地磁気方位測定。 (2)ナチョラ,ナカリ地域の試料からの^<40>Ar/^<39>Ar,K-Ar年代測定用鉱物の分離し,測定を依頼した。 (3)堆積物の蛍光X線分析を行った。 C.成果発表 フランスとエチオピアでの国際会議,日本地質学会,日本アフリカ学会で講演。国際誌に論文を3編投稿した。
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