研究課題/領域番号 |
14255007
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
西田 治文 中央大学, 理工学部, 教授 (30164560)
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研究分担者 |
寺田 和雄 福井県立恐竜博物館, 研究員
朝川 毅守 千葉大学, 理学部, 助手 (50213682)
植村 和彦 国立科学博物館, 地学研究部, 室長(研究職) (50000138)
矢部 敦 福井県立恐竜博物館, 研究員
奥田 昌明 千葉県立中央博物館, 生態環境, 研究員 (10311383)
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キーワード | 古植物学 / 国際研究社交流 / チリ / 植生 / 新生代 / 白亜紀 / 化石 / 花粉 |
研究概要 |
1.平成14年度は、チリ南部パタゴニア地域で化石及び花粉資料の収集を行った。現地調査参加者は、西田、植村、奥田、矢部で、海外共同研究者2名とは、チリ国内で情報交換を行い、研究協力者としてMiguel Rancusiが参加した。調査に先立ち、平成17年度までの研究計画調整のための連絡会議を、研究分担者全員が参加して千葉中央博物館で行った。なお、チリではチリ大学理学部のCarolina Villagran教授と、Jose Luis Hinojosa博士と今後の協力協定を結んだ。 2.現地調査は、平成14年度12月26日から15年度1月31日までチリで行い、以下の資料を収集した。 (1)Cerro Guidoの後期白亜紀植物化石:新しい層準を発見し、良質の葉化石を多数採集した。 (2)Punta Arenas近郊の漸新世〜中新世植物化石:炭層に併産する葉化石を多数採集した。 (3)Fuego島San Sebastian付近の中新世植物化石:ナンキョクブナを主体とする葉化石を多数採集した。 (4)花粉表層資料:調査行程で適宜花粉の表層資料を採取した。 (5)湿原ボーリング資料:Isla Riesco, Fuego島において、花粉分析用のボーリングコアを採取した。 (6)比較のための現生植物乾燥標本を採集した。 3.花粉資料・植物乾燥は空輸し、現在奥田が解析中である。葉化石は、チリ大学理学部に保管し、平成15年度採集予定の資料とともに船便で搬送する事とした。 以上の現地調査結果と資料をもとに、平成15年度以降の研究計画を進める予定である。
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