研究課題/領域番号 |
14310017
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中岡 成文 大阪大学, 文学研究科, 教授 (00137358)
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研究分担者 |
寺田 俊郎 明治学院大学, 法学部, 助教授 (00339574)
本間 直樹 大阪大学, 文学研究科, 講師 (90303990)
霜田 求 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (90243138)
稲葉 一人 科学技術文明研究所, 特別研究員
仁平 雅子 神戸市看護大学, 看護学部, 助手 (50295771)
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キーワード | ソクラティク・ダイアローグ / テクノロジーアセスメント / 先端医療技術 / 異種移植 / 対話 / 紛争解決 / ミディエーション / ホスピス |
研究概要 |
1.ソクラティク・ダイアローグ(以下SD)国際学会(バーミンガム、平成15年7月)に参加し、SDの日本における実施状況と問題点、SDモデル改善の方向について研究報告を行い、海外の研究者たちと意見交換を行った。 2.市民参加型テクノロジーアセスメント(PTA)については、EU圏の国際学会(ウィーン、平成15年11月)に参加して資料収集と意見交換を行った。 3.PTAとりわけ異種移植を始めとする先端医療技術のテーマに関しては、平成15年10月にウィーンで行われた研究調査事例(SDを活用する)を実地に検分し、その研究代表者Beate Littigと国際比較(日本でも同種のSDを行う)を視野に入れた共同研究の基盤を作った。 4.前述したLittigなど国内外の研究者と意見交換しながら、研究分担者・本間直樹が中心となって、公共的対話のモデルとして「対話コンプレックス」(仮称)を構想し、そのモデルの実践と改良に向けて各方面と折衝した。 5.研究分担者・稲葉一人を中心に第1回「対話シンポジウム」(大阪大学、平成15年2月23日)を開催し、法学における紛争解決の新しい調停システム(ミディエーション)を始めとする各種の市民による対話実践の試みを比較検討し、新しい対話の場の構築に向けて意見交換を行った。 6.ホスピス・ケアにおけるコミュニケーションの在り方について、研究分担者・仁平雅子を中心に諏訪中央病院、東札幌病院などでヒアリングを行い、臨床のミクロな場をマクロな社会的次元につなげていくコミュニケーションの在り方について検討した。
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