研究課題/領域番号 |
14310017
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中岡 成文 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (00137358)
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研究分担者 |
寺田 俊郎 明治学院大学, 法学部, 助教授 (00339574)
霜田 求 大阪大学, 文学研究科, 助教授 (90243138)
本間 直樹 大阪大学, 文学研究科, 講師 (90303990)
稲葉 一人 科学技術文明研究所, 研究員
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キーワード | テクノロジーアセスメント / 異種移植 / 先端医療技術 / 対話 / 紛争解決 / ホスピス |
研究概要 |
1.ソクラティク・ダイアローグ(SD)については、ドイツからファシリテーターを招いて英語によるSDを行うことも含め、前年度に引き続き定期的に実践して経験を蓄積しており、その対話方法論としての有効性と改善点をより詳細に検討した。 2.市民参加型テクノロジーアセスメント(PTA)については、ヨーロッパの事例を中心に文献調査を行い、科学技術問題に特化した研究チームを設けて、具体的イシューを検討するとともに、どのような対話スタイルが解決に適切であるかを探った。 3.PTAとりわけ異種移植を始めとする先端医療技術のテーマについては、これまでも共同研究体制をとってきたBeate Littig氏からEUにおける研究プロジェクトの最終報告を受けたが、公共的対話にSDを応用することの有効性についてかなり否定的な結論だったので、後述の我々の対話モデル(「対話コンポーネンツ」)のアイデアを対置して、共同でその意義を検討した。 4.公共的対話のモデルとして4つの部分からなる「対話コンポーネンツ」(SDを組み込んでいる。英語ではDialogue Complex)を開発し、医療にかかわるテーマを選んで実践し、その有効性と改善点を検討した。 5.研究分担者・稲葉を中心に第2回「対話シンポジウム」(大阪大学、平成16年1月11日)を開催し、市民による各種の対話実践の試みを比較検討する場をコーディネートした。 6.ホスピス・ケアにおけるコミュニケーションの在り方については、諏訪中央病院でヒアリングを継続して行い、臨床のミクロな場に周辺の人間関係その他を介して、マクロな社会的次元がどのように入り込んでいるのか、それが臨床のコミュニケーションにどのような影響を与えているのかを調査した。
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