研究課題/領域番号 |
14310026
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研究機関 | 成城大学 |
研究代表者 |
毛利 三彌 成城大学, 文芸学部, 教授 (10054503)
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研究分担者 |
天野 文雄 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (90201293)
菊川 徳之助 近畿大学, 文芸学部, 教授 (80214740)
楠原 偕子 日本橋学館大学, 人文経営学部, 教授 (20070542)
林 公子 近畿大学, 文芸学部, 助教授 (50183091)
小田中 章浩 岡山理科大学, 工学部, 助教授 (70224251)
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キーワード | 演劇史 / 比較演劇 / 芸能 / 日本演劇 / 西洋演劇 / 能楽 / 歌舞伎 / 文楽 |
研究概要 |
3年計画の第1年目としての本年度は、4回の研究会(5月、9月、12月、3月)をもったが、そのうち2回は、日本演劇学会大会にあわせたものである。 研究会では、まず日本語で書かれた近年の代表的な演劇史研究をとり上げることとし、その分野を専門領域とする研究分担者の報告をもとに討論を行った。とり上げた演劇史研究は、次の6点である。()内は報告者。 河竹登志夫『演劇概論』東京大学出版会(毛利三彌) 渡辺守章『舞台芸術論』放送大学教育振興会(小田中章浩) 毛利三彌『東西演劇の比較』放送大学教育振興会(永田靖) 『岩波講座 能・狂言』全7巻 岩波書店(天野文雄) 『岩波講座 歌舞伎・文楽』全10巻 岩波書店(林公子) 芸能史研究会編『日本芸能史』全7巻 法政大学出版局(毛利三彌) 初めの3点は、比較演劇の視点による記述が中心であり、われわれの課題に直接かかわる問題を含んでいるが、それだけに、難点も多いことが指摘された。あとの3点は、日本の伝統芸能を対象としながら、それぞれまったく異なる演劇研究方法に基づくもので、日本演劇全体を扱う研究方法を探る上で、多くの示唆が得られた。
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