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2004 年度 実績報告書

メディア雇用市場の流動化に対応するジャーナリスト教育プログラムの研究開発

研究課題

研究課題/領域番号 14310070
研究機関東京大学

研究代表者

花田 達朗  東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (40218516)

研究分担者 濱田 純一  東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (20114613)
林 香里  東京大学, 大学院・情報学環, 助教授 (40292784)
林 利隆  早稲田大学, 教育学部, 教授 (80238112)
藤田 博司  上智大学, 文学部, 教授 (80286765)
キーワードジャーナリズム / ジャーナリスト / プロフェッショナル教育 / マスメディア / 公共性
研究概要

ジャーナリストを専門的職能人と捉え、その養成・育成のためにはどのような教育プログラムが有効かを調査研究しつつ、実践的な場でプログラム開発を行った。平成16年度中に行ったことは次の通りである。
1 教育部夏学期に実験授業として「ジャーナリズム演習」を供給した。「制度の倫理」と「日常実務の倫理」を架橋するという目標のもとに、現役記者とメディア法学者の参加を得て、実践的かつプログラム化された授業を学生に提供した。これを通じて、授業法の研究開発を行った。
2 在京新聞・通信社5社および地方紙1社と覚書を結び、夏休みにプレス・インターンシップを供給した。学生に報告書を提出させ、アセスメントを行った。
3 民放各社の担当者と数大学の教員の参加を得て、「放送インターンシップ研究会」を運営し、夏休みに各大学の学生に民放局でのインターンシップを提供した。大学によっては、それを単位化する仕組みを作った。
4 信濃毎日新聞社など地方紙12社によって構成される「日本地方紙ネットワーク」と共同企画で、9月25日に高地新聞社において「第1回地方紙メディア研究フォーラム」を開催し、中堅記者を中心としたミッドキャリア教育の機会を作った。地方紙での教育ニーズの高さを確認した。
5 継続して欧米およびアジア諸国のジャーナリスト教育について調査した。とりわけ、2005年3月には米国、フロリダ州ポインター・インスティテュートオブメディア・スタディーズPoynter Institute of Media Stndies, St.Petersburgにて米国プロフェッショナル・ジャーナリスト専門トレーニングコース「Values and Ethics in the News(ニュースにおける価値と倫理)」を正式に受講し、教育方法の経験的な調査を実施した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 公共放送のリアリティとジレンマ2005

    • 著者名/発表者名
      花田達朗, 林 香里
    • 雑誌名

      世界 4月号

      ページ: 186-195

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] ジャーナリスト教育の構築に向けて-日本型モデルの条件と可能性2004

    • 著者名/発表者名
      藤田博司
    • 雑誌名

      東京大学社会情報研究所紀要 67号

      ページ: 1-22

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] アメリカ・ジャーナリズムの変質-メディアの巨大化と融合のなかで2004

    • 著者名/発表者名
      藤田博司
    • 雑誌名

      アメリカ研究 39号

      ページ: 74-85

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 戦争報道とメディアの役割-ジャーナリズム論の視点から2004

    • 著者名/発表者名
      藤田博司
    • 雑誌名

      国際安全保障 32巻3号

      ページ: 109-130

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] オルターナティヴ・メディアは公共的か-その再帰的公共性の考察2004

    • 著者名/発表者名
      林 香里
    • 雑誌名

      マス・コミュニケーション研究 65号

      ページ: 34-52

  • [雑誌論文] 現代社会の世論と世論調査-デリベラティヴ・ポリングとは何か2004

    • 著者名/発表者名
      林 香里
    • 雑誌名

      放送メディア研究 2号

      ページ: 133-162

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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