研究課題
本研究は「輸入血液製剤によるHIV感染問題調査研究委員会」(養老孟司委員長・村上陽一郎副委員長)の企画する調査の一環として進められている。この委員会は、当面の研究成果の一部を公開し、かつ今後の研究の展望を示すために、報告書『輸入血液製剤によるHIV感染問題調査研究-第一次報告書-』を2003年6月に刊行した。本研究の代表者・分担者10名のうち9名が、この報告書に20〜30枚の原稿を執筆している。この報告書は1000部作成され、各方面に配布したほか、2003年10月2日には厚生労働省記者クラブで、科研費補助金を得て調査を進めている旨の記者会見を養老委員長および研究代表者の栗岡が出席して行った。2003年10月13日には、研究代表者栗岡をコーディネーターとし、研究分担者5名が発表者となったテーマセッション「非加熱輸入血液製剤によるHIV感染被害事件の検討」を、第76回日本社会学会大会(中央大学)の公募セッションとして開催した。昨年度の調査は、医師・被害者・関係者に対する7回の聞取りないし面接の結果について、2泊3日(浜松)、1泊2日(賢島)の合宿を含む計4回の研究会(残り2回は大阪及び神戸大)でグループディスカッションを行なう形で進めた。その成果は各個人が発表している。
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