研究課題/領域番号 |
14310081
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
松岡 広路 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (10283847)
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研究分担者 |
原田 正樹 東京国際大学, 人間社会学部, 助教授 (40287793)
井上 えり子 鳥取大学, 教育地域科学部, 助教授 (90314567)
太田 和宏 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (00273748)
中嶋 佐恵子 姫路獨協大学, 外国語学部, 専任講師 (00299124)
横須賀 俊司 広島女子大学, 生活科学部, 助教授 (60304193)
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キーワード | エンパワーメント / コミュニティ / ネットワーキング / エイジズム / 障害者 / 地域福祉 / 失業者 / ジェンダー |
研究概要 |
今年度は、平成14年度の共同研究に基づき、個別研究に力点を置くとともに、個別研究に関する意見交換の場を設けた。 年3回の定例研究会を実施し、3回とも全共同研究者が集った。 第4回定例研究会は2003年8月4日に、神戸市長田公民館で行った。研究会の内容は、共同研究者各人の個別研究の進捗状況報告と、全員に共通した研究視点の確認であった。この研究会には、障害のある人の作業所で新聞の編集をしている吉良和人氏を講師として招き学習会も行った。また、研究の視点を確立するために、引き続き第5回定例研究会が、2003年9月22日に長田公民館で行われた。第6回定例研究会は、合宿形式で2004年3月22日〜23日に神戸市立婦人会館で実施した。内容は、共同研究者各人の個別研究の進捗状況報告と、平成16年度の研究計画であった。特に、平成16年度は当補助金の最終年度であるため、共同研究を総括する方法や方向性について論議された。 この間の最大の成果としては、平成14年度の議論の成果を踏まえて、共同研究者個々人がそれぞれの視点で研究フィールドを定め、個別研究を推進した点にある。個別研究は、各人が継続的に推進していく必要があり、補助金交付期間中は途中経過でしかないが、交付修了後も継続して共同研究を進めることで、多様なエンパワーメントの過程と方法の中に共通する基盤を発見していくことができるだろうという見通しをえることができる1年であった。
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