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2002 年度 実績報告書

未公刊・新資料の活用によるパーソンズ理論像の再構築

研究課題

研究課題/領域番号 14310082
研究機関神戸大学

研究代表者

油井 清光  神戸大学, 文学部, 教授 (10200859)

キーワードパーソンズ生誕百年 / パーソンズ文庫 / 未公刊資料 / パーソンズ新解釈
研究概要

・平成14年8月6日から20日、アメリカ合衆国・フィラデルフィア市に出張しペンシルベニア大学図書館所蔵のパーソンズ文庫調査に従事した。同文庫は、T・パーソンズが、座右の書としていた個人蔵書であり、多くの文献への興味深い書き込みが見られる。パーソンズ理論像の再構築にとって、ハーヴァード大学古文書館の未公刊資料とともに、第一級の資料といえる。文庫すべての書き込みについて調査し重要なものについて複写を行った。
・同市において、海外共同研究者であるペンシルベニア大学名誉教授のH・バーシャデイ氏、及び同市在住のもう一人の海外共同研究者のドレクセル大学教授V・リッツ氏と意見交換・研究交流にあたった。この二人の研究者は、アメリカにおけるパーソンズ研究の第一人者であり、パーソンズ晩年のペンシルベニア連続講義の組織者でもある。
・平成14年8月26日から9月14日、ノッティンガム・トレント大学において、M・フェザーストン教授主催のコロキアムで報告した後、ケンブリッジにおいて海外共同研究者である同大学B・ターナー教授と新たなパーソンズ解釈をめぐり意見交換・研究交流に従事した。
・平成14年12月14日・15日、神戸市において「パーソンズ生誕百年記念神戸セミナー」を組織・主催し、アメリカからH・バーシャディ教授、V・リッツ教授、ドイヅからH・ヴェンゼル教授、オーストリアからH・スタウブマン教授を招聘し、日本からも第一線の研究者が参加し、延べ70人ほどの参加者を得て、諸報告と活発な議論を展開した。
・10月20日、単著『パーソンズと社会学理論の現在』を出版し、12月20日パーソンズ最晩年の主要著作Action Theory and the Human Conditionの一章の翻訳を出版した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 油井 清光: "パーソンズと社会学理論の現在-T・Pと呼ばれた知の領域について"世界思想社. 263 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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