研究課題/領域番号 |
14310089
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
野口 道彦 大阪市立大学, 人権問題研究センター, 教授 (00116170)
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研究分担者 |
佐藤 彰男 大手前大学, 人文科学部, 助教授 (70249514)
脇村 孝平 大阪市立大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (30230931)
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キーワード | バングラデシュ / 清掃労働者 / カースト / 社会階層 / ヒンズー / モスリム / 差別 / エスニック |
研究概要 |
外部の研究者を招いて行った主な研究会は次の通りである。 第3回研究会(7月22日):報告者、北九州大学法学部三宅博之教授、テーマ「首都ダッカにおける清掃事業、ゴミリサイクル活動について」 第4回研究会(8月27日):報告者、チッタゴン大学チョードリー教授、テーマ「バングラデシュにおける社会階層」 第5回研究会(9月2日):日本の清掃事業の認識を深めるため、大阪市環境事業局の清掃作業、鶴見の焼却工場、リサイクルセンターのフィールドワークを行う。 第6回研究会(9月5日):報告者、チョードリー教授、テーマ「バングラデシュの漁村地区における制度的・社会政治的背景」 第8回研究会(11月9日):報告者、広島修道大学人文学部高田峰夫教授、テーマ「チッタゴンにおけるスラム・スコッター」 12月14日〜30日、野口道彦がチッタゴン市の清掃カースト地区4地区で聞き取り調査を行い、比較検討を行った。前回の世帯調査では把握しえなかったトイレ清掃の従事者の実態把握に努めた。また地区内部のサブ・カースト構造を探索した(『人権問題研究』3号に論文発表)。 2月19日〜27日、佐藤彰男、脇村孝平がチッタゴン市の清掃カースト地区4地区の現地調査を行う。またsocial area analysisを進めるために不可欠な市内各所の土地利用・住環境・景観について観察調査を行った。脇村孝平は、2月28日〜3月6日、ダッカ市のバングラデシュ開発研究所で、医療・保健関係資料の探索を行った。
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