研究概要 |
今年の実績としては,1 研究のための中間作業として家族とグループワークのテーマに関連するデータ,文献資料の收集を行った. 2 臨床現場の視察,見学,および研修 (1)臨床現場の視察 見学:国内では'心の医療センター'をはじめ,海外では,アイルランド最古の精神障害者施設に入所している依存症患者の治療法などを見学した. (2)研修:Black Claudiaの'Inner Child & Inner Adult'と'依存症者の鬱の治療' (3)第16回アジア・太平洋地域Mental disorder国際会議に参加し、韓国における高齢知的障害者の扶養について発表した 3 論文学会での発表 まず,グループワークが自我成長に及ぼす影響では,專門的社会福祉援助技術であるグループワークを通して,自我の成長を促すことができるかを解明しようとした.自我成長は防御機制の変化をもって測り,未成熟防御機制はグループワークの介入によって減ることによって,成熟防御機制は増えることによってその有効性を評価した。結果,特に依存症の特徴とも言える否認が減り,依存症の介入策としてのグループワークの有効性を証明した。 次は,'高齢者扶養から見られる韓国の福祉文化'で韓国人の高齢者扶養から見られる福祉文化として,孝行・家族主義・没我的女性性をあげ,歴史的,社会的,文化的な面でどのように反映されてきたかを解明しようと試みた.結論的には,東洋的文化から生成された扶養文化であるため,扶養ストレスや葛藤を強調するストレスモデルだけをもって,韓国の高齢者扶養問題は説明し切れないという点を指摘した.
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