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2002 年度 実績報告書

知的発達障害児者の発達支援方法に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14310099
研究機関東洋大学

研究代表者

天野 マキ  東洋大学, 社会学部, 教授 (50106035)

研究分担者 旭 洋一郎  長野大学, 社会福祉学部, 教授 (30298400)
吉川 かおり  東洋大学, 社会学部, 助教授 (90309013)
藤島 岳  東洋大学, 文学部, 教授 (80058007)
越田 明子  鹿児島国際大学, 福祉社会学部, 講師 (70352458)
キーワード知的障害児者 / 自閉症 / 発達支援 / 非言語的コミュニケーション / イルカとの関係 / 乗馬 / 知的障害者更生施設
研究概要

当該研究は、知的障害児者に対する非言語的コミュニケーションの安定や拡大をはかるための発達支援プログラムの開発を目的としている。具体的には、動物(イルカ、馬等)との関係づくりによる非言語的コミュニケーションの展開や、職員が一定の指標をもって認知できる非言語的コミュニケーション技術の構築をも意図している。これは、職員による継続的な日常生活における実践を通して開発されると仮説する。
平成14年度には、研究代表者天野と研究分担者越田他が中心となり、(1)月1回の定例研究会を開催し、文献研究及び研究の方向付けを行った。(2)知的障害者更生施設における職員研修を開催した。ここではロールプレイ演習を実践し、職員の援助過程の実態を自己確知することを意図した。ロールプレイのキーワードは、人権の尊重、自己決定、ノーマライゼーション等であった。(3)保護者からの聴き取り調査を実施し、知的障害児者である子どもに対する親としての意識を確認した。(4)職員の利用者に対する理解度についての調査を行った。具体的には利用者の生活場面における行為行動の意味に関する認知度の調査である。(5)発達支援プログラムとして、千葉県内で乗馬療法を試みた。(6)イルカ療法の可能性を求めて調査を行い江ノ島水族館より協力を得た。
平成15年度は、イルカ療法における予測されるリスクを最小にするために、テクニカルアドバイザーの協力を得て、利用者へのプールにおける水との関わりを月2回開催する予定である。
利用者の非言語的コミュニケーションの変化を記録分析するために、施設内生活、外泊時の家庭内での生活、乗馬やイルカと関わり時等の様子をVTRにおさめている。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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