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2002 年度 実績報告書

学習障害児の算数困難と個別支援の研究

研究課題

研究課題/領域番号 14310112
研究種目

基盤研究(B)

研究機関筑波大学

研究代表者

前川 久男  筑波大学, 心身障害学系, 教授 (50165635)

研究分担者 東原 文子  聖徳大学, 人文学部, 講師 (60272150)
キーワード学習障害 / 算数指導 / プランニング / DN-CAS / 指導プログラム
研究概要

今年度は、研究代表の交代などから次年度の研究に向けて指導プログラムの検討と算数困難に関する文献的検討を中心に実施した。また算数困難とプランニングに関する関係を明らかにするためDN-CASのプラニングに関する下位検査を翻訳し、健常幼児および小学1,2年生を対象に計算技能との関連を明らかにするための実験を実施した。さらに軽度精神遅滞児における同様の関連を明らかにするために実験を実施した。次年度以降、学習障害児の実験を行うことで学習障害児における特性が明らかになると考える。また、指導プログラムの開発に向けて本年度の予算でノートブックパソコンを導入し、教材開発の準備を行った。文献検討から、カナダのアルバータ大学で開発された、Cognitive Enhancement (COGNET)が注意、プランニング、同時処理、継次処理という基本的な認知機能を高めるの有効ではないかと考えられ、現在日本語化するとともにコンピュータプログラム化する作業に入った。また、読みの指導プログラムであるPASS Reading Enhancement Program (PREP)の検討を行い、算数指導への利用を検討した。また、DN-CASに関して健常児に全ての下位検査を実施し標準値を得るとともに、軽度発達障害児の認知機能の特性を評価する上で適切なものである判断するためのデータを蓄積しつつある。以上のことから次年度以降、DN-CASによる評価と指導プログラム実施により指導プログラムの有効性を確かめる事例検討が可能となると考える。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 前川 久男: "読みに困難を示すLD児の指導"LD&ADHD. 2号. 54-57 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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