研究課題/領域番号 |
14310117
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
田中 喜美 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (00115247)
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研究分担者 |
大谷 良光 弘前大学, 教育学部, 教授 (40333702)
横尾 恒隆 岩手大学, 教育学部, 助教授 (30220544)
角 和博 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (80145177)
長谷川 雅康 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (00253857)
土井 康作 鳥取大学, 教育地域科学部, 教授 (20294308)
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キーワード | 学力調査 / テクノロジー・リテラシー / 技術教育 / 国際情報交換 / アメリカ:韓国:日本 |
研究概要 |
1.本研究は、アメリカ合衆国、大韓民国、日本の第8学年、第11学年、大学での技術教育教員養成課程第1学年に在籍する子ども・青年に対して、技術の学力調査を実施、それらの結果を比較検討することによって、現代日本における子ども・青年のテクノロジー・リテラシーに関する学力の到達水準とその特質を明らかにしようとする4年間のプロジェクトである。 2.第2年目にあたる今年度は、米国(イーストミシガン大学とイリノイ州立大学)と韓国(忠南大学校)と日本の三カ国共同による(1)学力調査の基本的枠組みの確定、(2)(1)に基づきテスト問題の開発、(3)調査の実施方法や日程の確定、(4)日本での予備調査を行った。 3.上記(1)(2)の概要は、テクノロジー・リテラシーを「人間が人工物を生産、使用、廃棄することによって起こす自然と社会と労働の世界の変化について、創造的で思慮深い市民として意思決定するために、技術を理解し・利用し、管理する能力」と定義し、それを(1)生徒が習得する必要のある技術に関する知識の「内容」、(2)実行する必要のある認知的・運動的技能が求められる「プロセス」、(3)知識・技能の応用やそれが必要とされる「文脈」の三側面からとらえてテスト問題を開発、結果としては、15ユニット、73問題を、三カ国語で作成した。 4.2004年度の6月末までに、三カ国での予備調査を終え、その結果を踏まえて、同年8月末までに、テスト問題を完成させる手順になっている。
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