| 研究課題/領域番号 |
14310135
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| 研究機関 | 立教大学 |
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研究代表者 |
前田 一男 立教大学, 文学部, 教授 (30192743)
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| 研究分担者 |
奈須 恵子 立教大学, 文学部, 助教授 (80287557)
粟屋 憲太郎 立教大学, 文学部, 教授 (90031369)
西原 廉太 立教大学, 文学部, 助教授 (70308089)
松平 信久 立教大学, 文学部, 教授 (70097228)
老川 慶喜 立教大学, 経済学部, 教授 (10168841)
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| キーワード | 日本近現代史 / 教育史 / キリスト教史 / 戦争 / ミッションスクール / 立教大学 / 聖公会 / 植民地 |
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| 研究概要 |
1.十五年戦争下におけるミッションスクールの動向を、立教を事例に把握するべく、今年度も、基幹資料の翻刻および目録化を重点的に行なった。具体的には、財団法人立教学院の「理事会記録」『官公署往復書類』『立教学院学報』等である。これらの資料からは、当時のミッションスクールの置かれていた社会環境・教育環境をはじめ、戦時下における立教首脳陣の認識や政策決定過程等が明らかとなってきた。また、当時学生であった校友からの聞き取り調査や、手記の収集も並行して行なったが、そこからは、戦時下の学生生活や学生の側からみた大学の実態を窺うことができた。さらに、米国国立公文書館における調査からは、これまで未見であった写真資料や文書資料を収集することができた。
2.立教の事例とともに、ミッションスクールを中心とした他大学の動向についても調査・研究を行ない、その成果を発表した。
3.当時の大学の有り様をアジアの観点から捉えるため、戦時下(および戦後直後)立教大学の学生であった中国人から聞き取り調査を実施した。来年度は、台湾における同様の調査を実施する予定である。
4.国際環境における本国母教会との関係については、米国聖公会公文書館において資料調査および収集を行なった。
具体的には、米国聖公会機関誌"The Spirit of Mission"等の欠号補充や、宣教師文書・外国委員会議事録等の、日本では手に入らない資料を収集することができた。なお、資料の複写に際しては制限が設けられていたため、今後も継続して収集する予定である。
5.上記の作業と並行して4回の研究会を開催し、「法人寄附行為・大学学則中の目的変更に関する調査報告」「日中戦早期の立教中学校」「試される理念-アメリカ研究所の設置と活動をめぐって」「教育における戦時非常措置-立教理科専門学校の設立と文学部閉鎖問題」等の研究発表・討論を行なった。
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