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2004 年度 実績報告書

国際環境の中のミッションスクールと戦争-立教大学を事例として-

研究課題

研究課題/領域番号 14310135
研究機関立教大学

研究代表者

前田 一男  立教大学, 文学部, 教授 (30192743)

研究分担者 西原 廉太  立教大学, 文学部, 助教授 (70308089)
粟屋 憲太郎  立教大学, 文学部, 教授 (90031369)
奈須 恵子  立教大学, 文学部, 助教授 (80287557)
老川 慶喜  立教大学, 経済学部, 教授 (10168841)
松平 信久  立教大学, 文学部, 教授 (70097228)
キーワード日本近現代史 / 教育史 / キリスト教史 / 戦争 / ミッションスクール / 立教大学 / 聖公会 / 植民地
研究概要

1.十五年戦争下におけるミッションスクールの動向を、立教を事例に把握するべく、今年度も基幹資料の翻刻および目録化を行った。具体的には、「立教大学総長秘書・学事日誌」、「立教中学校教務日誌」などである。これにより、学内外の状況や首脳陣の認識、政策決定過程などがこれまで以上に明らかとなった。
2.当時の学生生活や教育の変容を把握するために、1943年度卒業生による回想録の原稿の翻核や学内刊行物所収の戦時下学生関係記事の目録化を行った。これにより、戦時下の学生生活や学生から見た教育の変容過程などがこれまで以上に明らかとなった。
3.他大学における戦時下の動向を把握するために、19大学に対して、組織の変化、「教育ニ関スル戦時非常措置方策」への対応、留学生・植民地出身学生、大学や法人の目的変更の状況などに関するアンケート調査を実施し、11大学から回答を得た。これにより、他大学の動向との比較がこれまで以上に可能となり、戦時下におけるミッションスクールの特徴が浮き彫りにされることとなった。
4.米国聖公会との関係については、昨年に引き続き、米国聖公会文書館において資料調査・収集を行った。これにより、立教にかかわる宣教師の書簡や文書など、これまで未見であり、かつ日本国内においては入手できない資料を収集することができた。これらの資料によって、戦時下の立教に対する宣教師の認識や母教会の関心と対応を分析することが可能となった。
5.上記の作業と並行して4回の研究会を開催し、「立教大学における教育と戦争-戦時動員と『教育』の変容課程を概観して-」、「立教大学医学部設置構想と挫折」などの研究発表・討論を行うとともに、収集資料や翻刻資料、目録化した資料の共有化を図った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 立教大学における教育と戦争-戦時動員と教育の変容の過程に着目して-2005

    • 著者名/発表者名
      奈須 恵子
    • 雑誌名

      立教学院史研究 第3号

      ページ: 74-115

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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