研究課題/領域番号 |
14310136
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
砂岡 和子 早稲田大学, 政治経済学部, 教授 (70257286)
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研究分担者 |
楊 達 早稲田大学, 文学部, 助教授 (20266208)
劉 傑 早稲田大学, 社会科学部, 助教授 (80288018)
楊 立明 早稲田大学, 語学教育研究所, 教授 (10267354)
青山 瑠妙 早稲田大学, 教育学部, 助教授 (20329022)
梅田 雅子 早稲田大学, 教育学部, 助手 (90339614)
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キーワード | 中国語チュートリアルレッスン / 遠隔教育 / E-Lerning / 海外交流 / 中国語コーパス利用 |
研究概要 |
本研究の目的は、ネイティブスピーカー1名対学生3-4名の少人数中国語チュートリアルレッスンを中国語圏と国際共同研究で開発し、海外協力校から日本国内へレッスンを配信するシステムの構築を目指すものである。第一年目はシステム達成に不可欠な課題を以下のように設定し、逐次実施した。 (1)中国語コミュニケーション能力開発に関する研究-平成14年12月、現在世界各地で実施する中国語遠隔教育やコミュニケーション能力方法に関する国際会議を開催した。成果は論文集とHPで公開している。 http://www.f.waseda.jp/ksunaoka/(2)トレーニング専門家の養成-国立台湾師範大学華語研究所(対外中国語教育研究の大学院)に中国語チュートリアルの専門教員養成講座を開設し試験を重ねた。平成14年8月より北京大学対外漢語教育学院とも同様の養成実験を始めた。(3)実践テキストの編集-中台韓の教学ネットワークを活用しネット配信対応のコミュニケーション教育テキストを編集、平成15年4月に試行本を出版予定。(4)教育プログラム導入研究-対外中国語教育機関をインターネットで結び、訓練を経たトレーニング専門家による安定した教育プログラム配信を構築する。平成14年9月より平成15年1月まで計12回にわたり、国立台湾師範大学華語研究所(対外中国語教育研究の大学院)と中国語チュートリアルレッスンの配信試験を行った。本年はISDN接続からIP接続に切り替えたが回線状況は良好であり、相互に交信技術と教育内容の改善を繰り返した結果、初級から中級レベルの学生が海外講師と交流しつつ語学学習するノウハウを蓄積しつつある。平成14年8月より北京大学対外漢語教育学院と早稲田大CCDL中国語部会の間でも「チュートリアル中国語レッスン配信に関する覚書協定」が結ばれ、平成15年春より実験を開始予定ある。 来年度の課題 (5)海外とのネット配信授業のためのインフラ整備 (6)より先進的通信ソフトの開発 (7)遠隔授業の単位認定など学内教学制度との調整 (8)対面型コミュニケーションと遠隔型の教育効果および経済コストの科学的比較 (9)中国語口語教育の平準化 (10)E-Lerningを展開するための中国語コーパス利用によるWeb中国語辞書とテキストの開発
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