研究課題/領域番号 |
14310138
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研究機関 | 平安女学院大学 |
研究代表者 |
ケリー カーティス 平安女学院大学, 現代文化学部, 教授 (30233638)
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研究分担者 |
斎藤 栄二 関西大学, 外国語教育研究機構, 教授 (60162187)
石谷 春奈 平安女学院大学, 現代文化学部, 講師 (90351238)
東野 勝治 平安女学院大学, 現代文化学部, 教授 (30310650)
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キーワード | ニーズ評価 / フォーカスグループ / 教員研修 / 小学校英語 / インターネット / E-learning / EFL / シミュレーション |
研究概要 |
小学校教諭を対象群としたニーズ調査を行なった。調査にあたり、日本人、アメリカ人、カナダ人で構成する計画委員会(formative committee)および検討委員会(summative committee)を設置した。計画委員会で立案した聞き取り調査の方法を、検討委員会で検討の上、決定した。ニーズ調査は、次の内容で行なった。1)児童教育に関する詳細な文献調査、2)2小学校の小学校教諭に対するグループ聞き取り調査、3)児童英語教育の専門家に対する面接、である。結果の分析を行い、データを13の表にまとめた。このなかで、小学校教諭が研修を必要としている項目は60に及ぶこと、教諭の姿勢や興味の方向などが明らかになっている。 また、インターネットを用いた効果的な教育方法システムを考案した。まず、雛型サイトを作成するために、上記のニーズ評価の結果を用いて3種類の評価基準を設定した。評価基準は、教育内容、形式、ウェブデザインに関するものである。次に、サイトデザインの計画委員会が基本計画を立てた。そこで、サイトは自己学習型のものとすること、特に、1)小学校教諭が教材をダウンロードできる、2)教諭がお互いに情報交換できる、3)理論と実践に関する研修は、コース形式ではなくシミュレーション形式で行なう、ことを決定した。この計画をもとに2004年度に雛型を作成できるよう、プログラマーやデザイナーなどの人員の確保を行なった。 さらに、作成したウェブサイトのユーザビリティ評価を行なうための評価基準を、ユーザビリティ評価計画委員会で立案し、検討委員会の審査を経て設定した。ユーザビリティ評価は、2つの手法を用い、ウェブデザイナーとユーザー(つまり小学校教諭)によるヒューリスティック評価と、ユーザーによるユーザビリティタスクによる評価を行なうこととしている。
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