研究課題/領域番号 |
14310149
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
末成 道男 東洋大学, 社会学部, 教授 (20054570)
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研究分担者 |
樫永 真佐夫 国立民族学博物館, 民族社会研究部, 助手 (10342643)
宮澤 千尋 南山大学, 人類学研究所, 専任講師 (20319289)
中西 裕二 福岡大学, 人文学部, 教授 (50237327)
李 鎮栄 名桜大学, 国際学部, 教授 (30269170)
川上 郁雄 早稲田大学, 日本語研究教育センター, 教授 (30250864)
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キーワード | ベトナム / 人類学 / データベース / 現地還元 / ベトナム語フォント / 字喃 / 文献目録 / 解題 |
研究概要 |
全体の研究会を、3回東京東洋大学(6月15日)、名古屋南山大学(10月19日-20日)、名護名桜大学(2003年1月31日-2月2日)で開催し、全体計画についての意見交換、入力方法の検討、各自のPC機器やインターネット環境との適合性のチェックを行うと共に、協力者を含め各自のベトナム研究にかかわるテーマの発表と討論を行った。ベトナム語の声調を日本語、英語と混在させながら、データベースに入れ、インターネット上で文字化けせずにみれるようにするかは、メンバーの使用パソコンやOSの違いなどもあって懸案の一つであったが、WindowsXPのマルティフォントとUnikeyの使用によってのみ現状では可能であることが確認されたので、それに向けて作業環境を整えてゆくことにした。なお、沖縄では、名護の名桜大学のベトナム留学生による入力およびチェックの可能性を検討したほか、沖縄とベトナムの文化や社会の異同について、韓国出身で日本で文化人類学を学び、現在沖縄で教えている李鎮栄教授を中心に活発な意見交換が行われた。 作業部会として、2002年末に住友財団助成により、3ヶ月来日中のハノイ社会科学院漢喃研究所のNguyen Xuan Dien氏を中心に帰省中の大西和彦氏を加えて、ベトナムの宗教および、字喃研究会を開き、字喃文献を講読し、字喃についての知識を得ると共に、字喃文献および、道教、民間信仰関係の文献のデータベース化を検討した。また、Nguyen Xuan Dien氏をは、東洋大学アジア文化研究所研究者を対象にベトナムの宗教についての解説、ベトナム社会文化研究会でベトナムの伝統音楽である歌チューについての講演を行ったが、これらの文献目録は本計画の貴重な一部として組み入れる予定である。
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