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2002 年度 実績報告書

畿内譜代大名岸和田藩の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14310159
研究種目

基盤研究(B)

研究機関和歌山大学

研究代表者

藤本 清二郎  和歌山大学, 教育学部, 教授 (40127428)

研究分担者 中川 すがね  甲子園大学, 人間文化学部, 助教授 (80227743)
岡田 光代  大阪府立大学, 経済学部, 助教授 (70213949)
村田 路人  大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (40144414)
岩城 卓二  大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (20232639)
キーワード岸和田藩 / 譜代大名 / 日本近世史 / 和泉国 / 斉藤家文書 / 七人庄屋 / 畿内 / 幕末期藩財政
研究概要

今年度は、5月26日、7月6日、8月10日、12月22日に研究会・打ち合わせを実施し、その間に岸和田藩関係文書の所在確認調査と、同藩七人庄屋要家文書調査、撮影等を実施した。
藩関係では、中級家臣である斉藤家文書と佐々木家文書を調査し、目録を作成した。このうち斉藤家文書には、同家歴代当主が江戸留守居役・小納戸役・中小姓等の役職に就いた際に作成されたマニュアル本、領内の村数・村高・藩主岡部家履歴等をまとめた帳簿、家臣団履歴書等、岸和田藩研究の基礎的史料が大量に残されていることが確認されたため、同家文書の詳細な目録を作成した。さらに共同研究者が史料を共有利用するため、及び今後の広い利用に供するため、同家文書写真をデジタル化し、CD-ROMに収めた。また佐々木家文書には、斉藤家文書とは異なる役職関係文書、幕末期藩財政に関わる史料群、さらには岸和田藩士会の動向が知られる史料等が確認された。研究会では岩城が、岸和田藩の研究史整理、岸和田藩が所領を有した和泉国で広域支配を担った堺奉行所に関する報告を行った。なお、大坂城守衛を担った尼崎藩の動向についても意見交換した。今年度の所在調査で、斉藤家・佐々木家以外にも、いくつかの良質な藩士文書が残されていることが確認されたため、次年度はこれら文書群の整理・目録作成と、研究報告を予定している。
七人庄屋要家文書については、貝塚市教育委員会郷土資料室の整理・目録作成作業に協力しつつ、膨大な文書群の内、「日録」「日記」(31冊)をマイクロフィルム撮影し、全てについて紙焼き(プリント)を行った。またその内「郷会所」関係史料を中心に解読し、翻刻した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 岩城卓二: "幕末期における摂津尼崎蕃の軍事的役割"尼崎市立地域紙研究史料館『地域史研究』. 32-1. 19-49 (2003)

  • [文献書誌] 岩城卓二: "昭和六年尼崎蕃上地考"大阪教育大学歴史学研究室『歴史研究』. 40. 81-101 (2003)

  • [文献書誌] 村田路人: "元禄期における伏見・堺両奉行の一時廃止と幕府の遠国奉行政策"大阪大学大学院文学研究科紀要. 43. 1-25 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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